劇場公開日 2004年8月7日

「日常的にいてくれる母親の必要性と ネグレクトに対する危険性を訴えかける作品」誰も知らない 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0日常的にいてくれる母親の必要性と ネグレクトに対する危険性を訴えかける作品

2023年6月12日
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鑑賞方法:VOD

突然、アパートから居なくなった母親
長男の明に負わされた責任、
明の下のきょうだい、妹や弟たちが学校に
行きたいと願っていた胸の内
コンビニの廃棄処分となる弁当を貰い
何とか飢えをしのいでく子どもたちでしたが
郵便の書き留めで送られてきた現金が
親である母親がいなくても大丈夫だと言う
思い込み、綴られたメモ書きに表れていました。
不慮の事態で冷たくなった妹を中学生の
おねえさんと2人で運ぶ明。
夜景の飛行機の光るライトを眺める2人の
姿は子どもたちの見えないメッセージに
大人が気が付いてほしい思いで見終わりました。

美紅
琥珀糖さんのコメント
2023年6月12日

マトリックスレザレクションズに共感そしてコメントありがとうございます。

たくさん映画館で観てらっしゃるんですね。
すごいです。

この映画はもう10年位前に観ました。
ネグレストが今ほど社会問題として取り上げられてない時代でした。
是枝裕和監督はニュース記事からヒントを得て脚本を書かれたのですね。
ストレートに響く映画でしたね。

琥珀糖
Mさんのコメント
2023年6月12日

いい映画でしたね。私は監督の作品中ではこれが一番好きです。とはいえ、救いようのない話ではありました。主題歌の「宝石」はとても好きになって、しばらく、よく聞いていました。

M