モーターサイクル・ダイアリーズのレビュー・感想・評価
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若きチェゲバラ役のガエル ガルシア べルナルかっこいい! エルネス...
若き日の、チェ・ゲバラ
チェ・ゲバラについては全く詳しくなかったので、どんなんだろう?っと思い鑑賞。
未だに伝説の人物として名前を遺しているのにも納得した。
陽気なアルベルト・グラナードに誘われ、モペッドで旅を始めるエルネスト。
嘘も方便」と楽天的なアルベルトとは対照的で、自分に正直なエルネストの旅の様子は
約2時間という長尺にも関わらず、大変興味深く最後までじっくり観ることが出来た。
旅の途中で出会った人々により、後の彼「チェ・ゲバラ」が誕生したのが理解出来た。
鑑賞後、色々検索してみたけど 実は来日したことがあって
広島の原爆についても言及していたことも分かり、更に驚いた。
裕福な家庭に生まれ、医者の道もあったのに、自分に正直なエルネストだからこそ、旅を通し 様々な人達との出会いによって
この世界に横たわる矛盾に苦悩し、自らが立ち上がろうと思ったんだろうと想像できる。
観て損はないと思います。
革命家の原点
砂まみれのロードムービー
これまた梅田ガーデンシネマ特集で会員500円に釣られてみてきました。この手の企画がすごく好みで大好きさ京都シネマ!
キューバ革命もゲバラにも明るくはないですけれど、青春ロードムービーとして良い!と聞いておりまして、その通りだなぁと思いました。
エルネストは純粋で正直でステキな青年でした。若いガエルくんの美貌も合間って、素敵でした。
南米かぁ。水がまずそうで行きたいと思った事はな買ったけど。行ってみたくなった。
バイクは嫌だけどね。あの砂ぼこりのなかどんどん上着がすすけていってもう…せめてバスとか!なかったんかい、時代的に!
青年らしいズルもしながら旅をして、鉱山に仕事を求めて旅する共産主義者の夫婦との出会いあたりから、エルネストは現状への疑問を持ち始めたように見えました。
ハンセン病の病院に滞在して、手術を拒む患者に寄り添い、素手で患者に触れ、仲良くなってみんなでサッカーするところまでの流れはこみ上げるものがありました。
その後のエルネストがどうしたかは知らないですけど、あの純粋さが褪せてなければ、世渡りという意味では楽にはいかないのでしょうね。その後を知っていればまた違った感慨があったことでしょう。
確かに良い青春ロードムービーでした。
まんぞくまんぞく。
あ、連れの人のありがちな軽薄さはちょっと嫌かな…船のうえでの15ドルよこせとか!
あと、エルネストは彼女になんつってふられたんでしょうね。
いいね
革命家の若き爽やかな日々
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 65
2つの主題があるように思えた。
キューバ革命の指導者カストロですら手に余ったと伝わる過激な革命家ゲバラ。アルゼンチンの裕福な家庭に生まれたエリート医学生のゲバラは、本来資本主義の恩恵を受けたはず。その彼が、何故社会主義革命家になったのか。貧困・病気・差別。世の中の不条理を直接見て、後の彼の思想を形作り始めるきっかけとなる彼の体験を描く。
もう1つは旅。ゲバラの若き日を描いているが、特に最初はあまり政治的・思想的なことは描かれない。ただ若者が自分のいる世界から脱出して違う世界を見てみようという欲求を抑えきれないという、爽やかな青春ロードムービーである。
若さゆえの暴走や親元を離れた自由な爽快感。そして旅の楽しさだけでなく、だんだんと社会の歪に気がついていく心のゆらぎ。この2つの主題をバランスよくまとめていると思う。
実際のゲバラの姿が本当はどうだったのか知る由もないし、革命家として彼の活動が正しかったのか判断の分かれるところでもある。でも若き彼を描く映画として、重くなりすぎず正義とか悪とかに偏りすぎず面白かった。
ゲバラが若きエルネストだった頃の旅の物語
革命家チェ・ゲバラではなく、彼がチェになる前の23歳の医学生だった頃に友人アルベルト・グラナードと一台のおんぼろバイクで南米を北上する過程を描いたロードムービー。距離にして1万kmを越える無銭旅行。移動は1939年式ノートン500。旅は楽しいだけではなく苦難も付き物。2人の若者が何を感じ旅の終わりに何をなし得たか。
後々の彼らの活動の根元となるもの、そして若い時期にしか感じ得ない感動がこの映画で爽やかに描かれている。苦しい旅ではあるが初めて目にする美しい景色、旅で感じる独特の気持ち…
ロードムービーの魅力の一つである、自分が旅をしているようなワクワク感も味わえました、それにしてもバイクでよく転びます^^;
纏まった感想になっていなくてただの書き散らしで申し訳ないです…。
コレクターズ・エディションに付属の撮影記録『トラベリング・ウィズ・ゲバラ』も本編以上の秀作で一つのロードムービーに仕上がっている。
実際のアルベルト・グラナードが当時の旅のエピソードを語り、撮影に協力してくれていて、一見の価値があると思う。
エルネスト役のガエル・ガルシア・ベルナルもさることながら、アルベルト役のロドリゴ・デ・ラ・セルナもハマり役だと思う。
旅には憧れるが、誰もが彼らのなし得たことをやり遂げることは難しいだろうと思う。
旅の始めから終わりまで惹きつけられっぱなしでした。
しっかり創り込まれた秀作だと思います。
驚き!
1人の人間としてのチェ・ゲバラ
革命家チェ・ゲバラの偉大な業績でなく、若いころの南米横断の旅にあえて焦点をあてた作品。
最初はよくあるロードムービーで途中から急にドキュメンタリータッチになる、ゲバラの真面目で自分を曲げない性格がとても分かりやすく描かれている。
ハンセン病の診療所での修道院の規則に従わず素手で患者と握手をする場面が印象的、全ての人を平等に思いやることの出来る心、そしてそのカリスマ性、旅を通して自分の生きる意味、成すべきことを見つけたゲバラの表情は自信に満ちていた。 ゲバラを演じたガエル・ガルシア・ベルナルの演技が輝き、偉大な革命家の1人の人間としての部分がよく分かる秀作。
ロードムービー
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