モンスーン・ウェディングのレビュー・感想・評価
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不倫から結婚へ
本筋はあくまでもアディティの不倫と結婚なのだが、群像劇のように周囲の人たちのほのかな恋愛感情や莫大な結婚費用の話を散りばめてある。途中までは花婿が誰なのかわからないくらいに登場シーンが少ないくらいなのだ。そして、脚本や撮り方がイギリス映画っぽく言語も英語が中心なので非常に入り込みやすい。想像するに中流以上の家庭なのだろうが、結婚式の数日前から多額の金をかけてあるほどのインドの結婚式の風習がよくわかる。日本でも田舎の結婚式となると、こんなものかなと妙に納得できる。
婚約者ヘマントの決断も男らしく見所であるが、ブシュミ似デュペイのアリスに対する純朴な愛も捨てがたい(こちらの方がメインのような気もする)。
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