ミリオンダラー・ベイビーのレビュー・感想・評価
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アカデミー受賞、主演も務めるイーストウッド監督作品。 女性版「ロッ...
アカデミー受賞、主演も務めるイーストウッド監督作品。
女性版「ロッキー」か、なるほどイーストウッド、そこに目を付けたか!そう思った。実際、ボクシングシーンの完成度も高い。ヒラリー・スワンク、相当練習したんでしょうね。
ところが…超衝撃的だった。何の前情報も入れてなかったので。生きるとは?人間の尊厳とは?重い…重過ぎる。
論争を産み、ボイコット運動まであったようですね。ったく、宗教って奴は。自分でしっかり考えろ!と言いたい。
イーストウッド、ヒラリー、そして脇を固めるモーガン・フリーマンも見事の一言。アカデミー主要賞総ナメも納得です。
単なるボクシングの映画では無い
人生とは何か?
何を持って生きたといえるのか?
本当のパートナーとは家族とはどのような存在なのか?
本作はそれを突き詰めたものすごい傑作と思います
過剰な演出も演技も音楽も一切ない
しかし観る側をグイグイ牽引していく、無駄が一切なく計算されつくした脚本と台詞
回収されるすぺての伏線見事です
マギー役のヒラリーも、モーガンフリーマンも
もちろんのこと、クリントイーストウッドの抑えに抑えたいぶし銀の演技!
さらにはコメディリリーフのデンジャー役まで、すべての配役が素晴らしく説得力を持っています
カメラもそれら見事に陰影の深みを持って美しい構図で捉えて応えています
アカデミー賞を何部門も獲得するのも当然の事だと思います。
tough ain't enough
ラスト辺りで写る壁の文字
マギーとフランキーの出会いの時の台詞でした
最後にレモンパイの美味しい例のお店が映ります。
曇りガラスの向こうの微かな人影が救いです
生きる理由がない
まずイーストウッドとM・フリーマンの老いても尚、渋みが増した演技と存在感に和ませられる。
若くもない女が無謀にもボクシングで貧しい環境から抜け出し這い上がる為のスポ根、成り上がりストーリーと思いきや!?
最低最悪な家族描写にイライラするがオチはスッキリ、ざまあ見ろ!と母親や妹に弟と分かりやすいイーストウッドの演出は「グラン・トリノ」でも。
トレーナーと選手の関係から深い絆が生まれ娘のように思っているのかと?二人には愛情が芽生えていたのだろうなと。
後半からあまりにも悲惨な展開になっていくが過剰に演出せずに淡々と描き終わり方もアッサリして余韻に浸れないショックが!?
衝撃の展開!
ボクシング映画からの~ヒューマンドラマへの急展開。
汚い戦い方をしたから、そうなったのか?
まぁ、そんなコトはどうでも良いか…
介護に関わる仕事をしてると、“死”が身近にある。
少しでも長く生かせようとするのは、良いことなのか、そうでないのか…
人間としての生き方を考えさせられる作品です。
衝撃のストーリーを名優三人が好演。
さらに、イーストウッドの穏やかな音楽も心地良い。
それにしても、あんな酷い家族の中で、よくあんな素直な娘が育ったもんだ…
あまりに悲しくて、再度の鑑賞がまだ出来ません。
一つだけ書けるとしたら、イーストウッドが詩を読む人であること。手紙を書く人であること。そして、アイルランドの色であるグリーンを彼女のガウンに使い、彼の好きな詩の一部から彼女のリングネームを決めたこと。
お父さん!って、小さい声で叫びたくなった。そんな映画です、私にとっては。
セコンドにいるイーストウッドがあまりに素敵で、すぐさま、ボクシングジムに通うようになりました(悲しいのだか、馬鹿なのか…)。でも、人手不足の為、大好きだったそのジムは閉店してしまいました。たった1年半のジム通いでしたが、楽しかった。
難しい内容だが、心に残る映画だった
映画を見終わった後も、マギーのボクシングをやっているときのまっすぐで生き生きとした眼が忘れられない。
ただの師弟愛を描いた映画とは違う、
人間の情愛と非情さをも描いた作品であった。
この映画の主演かつ監督であるクリント・イーストウッドと助演男優賞をとったモーガン・フリーマンの二人の演技を見られることもこの映画の見どころである。
考えさせられる映画
どう生きて、どう死ぬのか。
生きるという事の意味とは。自分の人生はどうだろう。
色々と考えさせられる映画だった。
イーストウッド作品はテーマが真正面からしっかりと描かれていて分かりやすいし厚みが出てるんだけど、それが時に説明臭く感じてしまう時はある。
今回もそんな印象が少々。
ヒラリー・スワンクの演技は上手いというよりはよくハマったという感じ。イーストウッドとモーガン・フリーマンはいつも通りの良くも悪くも安定した演技だが、こういう、過去に色々あった年寄りの役はがっちりハマるな。
死ぬことは生きること…
生きるとは、死ぬとはを語りかける作品だと思いました。
ボクシングで稼いで実家の母を養うマギー。最後は寝たきりで生きてる様に死んでしまう。クリント演じるトレーナーのフランキーは担当したボクサーが体が不自由になるのに責任を感じ、生きながらの死の苦しみを感じている。生きる意味とは何なのか。そんな苦しみを感じるよしもない怠け者の母やひたむきなデンジャーが対照的に語りかける要素になってます。
ボクシング映画
タイトルだけ見るとボクシング映画とは誰も思わないのでは?ストーリー的にはグリードに似ているが(事故からの後のくだりは別)こちらが先だから グリードが真似たのかもね、クリントイーストウッドの作品は良く見たがストーリー展開が良いと思う、次に起きる事が予測できなかったから面白さが倍増する。
モーガンフリーマンが良い
宗教観などにより見方が全く変わるであろう映画。賛否別れるのも非常に分かる。ただ観た後に心に深く残るだろう。私はそういう映画が「いい映画」なのだと思う。ラストを締めくくるモーガンフリーマンの語りが忘れられない。
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