ミリオンダラー・ベイビーのレビュー・感想・評価
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思っていたのとは違う
まぁまぁ
貧困層で育った31の女性が、ボクシングジムに、コーチをつけてくれと頼みに来る。
過去の苦い経験などから女は受け入れないとボスはいいながらも、
熱心さに負け、
マネージャーをすることに。
徐々に頭角を表し、ついには、プロに。
貧困に苦しむ母や兄弟のために、家を買いったが、家より金がいいと思いの外裏切られてしまった。
ボスがいるから、私にはボスしかいないから、とボクシングにあけくれ、勝ち続ける。
そして、ついには
イギリスの世界タイトル戦にまで到達。
しかし、相手の汚いやり方で、負けてしまう。
しかも、その戦いで、脊椎損傷。半身不随になってしまう。
ボスは、その事実を受け入れられず、必死に看病するが、医者も匙を投げる。
家族は、見舞いに来たかと思えば、お金のことだった。
希望を見出せないまま、時間が過ぎ、
ここまでしてくれたボスに人口呼吸器を外してもらうよう頼む。
考えた末、それを決行。
2度と二人はジムに戻ることはなかった
衝撃の絶望
こんなにショックでへこまされた作品も珍しい。
もっと2人の活躍を見たかった。
2人の軌道に乗った人生を見たかった。
が…。
こんな残酷なストーリーをよく思いついたなと思うし、よく作品にしたな〜と素直に思った。
前半はまさにクリントイーストウッドの作品という感じで好きだったが、後半はキツイ…もう2度と観ない作品だと思う。
暗〜い。。。
見終わったとき、あ、こういう結末?って拍子抜けしてしまった。
とにかく全体を通して、暗い。。。
中盤以降、試合でどんどん勝ち上がっていく場面もどこか垢抜けないというか手放しではしゃげないというか、あんなに酷いことになるとは思わないまでもなんとなく結末が想像できちゃって(たぶんケガとかしちゃうんだろうな〜的な)、盛り上がりきれず。
フランクの娘宛の手紙だったというオチも、ストーリーの中で娘のキャラクターがあんまり出てこない(疎遠だ、というくらい)から「ふうん」って感じだった。
病院でマギーが家族とやりあって追い払うシーンは少しスカッとしたけど、いやもっと前に気付こうよ、今に始まったことじゃないっしょ、とも思ってしまうし、家族のクソっぷりの演技は素晴らしいけれど素晴らしいがために胸糞悪すぎて気分が落ち込む。
敢えてのそういう演出なのだろうけど、反則した選手がその後どうなったのか描かれていないのもなんだかスッキリしない。
ストーリーもキャストも全体的にあんまり好みじゃなかったなぁ。。。
人間の素晴らしさを感じる
幸せと不幸せ。不幸せと幸せ。
映像のの中に混在する矛盾するものを、
すべて肯定させる強い力を持っている名作。
悲しい結末のはずなのに、素晴らしくさわやかな気持ちになる。
私の大好きな映画だ。
希望が絶望に変わっても
総合:90点
ストーリー: 90
キャスト: 95
演出: 90
ビジュアル: 85
音楽: 85
もちろん単純なボクシングの成功物語でもないし、またただの悲劇とか倫理観の問題提起をする映画でもない。他からの愛を得ることができなかった過去の暗い影を漂わせながら、それでも汚れた世界の中で汚れることなく精一杯努力し続ける気高く清き魂を持つ人々。その心のつながりを描いた人劇劇の優秀作。
社会の底辺で不幸の星の下に生まれそれでも努力し続ける女性ボクサーのマギーと、選手を育てる能力はありながらビジネスセンスのない不器用な場末の貧乏ボクシング・ジムのオーナーのフランキーと、ジムの雑用係をしているかつては才能があったが花開かなかった不運の元ボクサーのスクラップ。
映画の多くの場面でどんよりとした陰気な映像が漂うのは、わざと暗いジムの中とか家の中での撮影が多いせいだろうか。三人はそれぞれに不幸な過去を持つだけでなく、辛い今を精一杯生きている。マギーはウエトレスをしながら客の食べ残しを持ち帰り食べ、スクラップは穴の開いたソックスをはき続け、フランキーはそんな彼に十分な給与を払ってやれない。その中でやっと目標や希望が現実のものになりそうなとき、訪れる突然の絶望。
マギーは体を動かすことが一生できず、数ヵ月後にやっと見舞いと称して観光ついでに訪ねてきた家族は金の話しかせず、その後でかつてはフットワークを鍛えた足まで切断されてもまだフランキーの前では泣くこともせず取り乱すところも見せない。尊厳死についての賛否や議論はあるし、この映画もそれで反対運動があったりしたようだ。ただ単純に「何があっても生きるべきだ」としか言わない人もいるだろう。しかしあれだけの人生を歩んだ人があの状態になったならばやむをえないと思う。不幸の上に人生を賭けた努力を積み重ねた人にしかわからないものが、この世にはある。
マギーの家族の話は、貧困層のすさんだ家庭ではよくある話だろう。最後にフランキーがマギーの死への望みをかなえることを決意したとき、彼は彼女と共に行く事をもまた決意したのだろう。最後にスクラップが書く、フランキーが長い間会うことがなかった娘への手紙が、フランキーがいかに生き、そしていかに死んだのかをほのめかす。
決して幸福とはいえなかったが、やっと心のつながりを見つけた人たちのせつない物語。自らの不幸を究極の努力でもってしても克服できなかった人々にとって、このような魂のふれあいこそが人生で獲得できた最高のものであったとも言える。
最後の試合で対戦相手のした反則だが、あれだけのことをすれば普通は厳罰となるだろうし、そこには映画では触れられることがない。しかしそれは映画の物語上の演出としてとらえたい。
らしいと言えばらしい
人生は複雑
知人がオススメしてたので見てみました
ストーリーのあらすじを読まないで見ました。
序盤中盤こそアメリカの王道映画だと思います。最後の展開はまさかですね‥
そっちの方向に持って行くのかと‥
最後は暗いままで終わりましたが、「何が起きるかわからないから今を楽しく生きなさい」ということが言いたいのかなと思いました。
あと人間関係の大変さ
あの家族には腹がたちます
所々「イタッ!!」というシーンがあり、目を閉じてしまったりしますが、出演者の人たちの演技のうまさはすばらしいです
2時間以上ありますが、時間は短く感じました。
自分は体もちゃんと動くんだから頑張らなくちゃという映画です。
ちょっと暗すぎたかなぁ
この方向性は苦手
えー、こういう映画だったの?
いろんな賞をとっていたのと、クリント・イーストウッド監督
というところに惹かれて今さらながらつい最近観ました。
事前にストーリーを読まずに観たので
正直中盤以降の展開にただただビックリ。
アメリカンドリーム系の映画だとばかり思っていたもので。
クリントイーストウッドなのでそんなはずはないんですけどね。
自分だったらどうするか、自分どちらの立場であったとしても
想像すると辛い映画です。
またこの映画は、人物描写が大変素晴らしく、素晴らしい俳優達の
演技力にも感服です。
心にしみるストーリー
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