劇場公開日 2004年3月27日

殺人の追憶のレビュー・感想・評価

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4.0徒労感と倦怠感

2020年2月11日
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初期の北野誠作品を彷彿とさせる、淡々とした映像の中に醒めた激情が込められているような凄まじい映画だった。
観終わった後のこの胸のわだかまりは類を見ない。事件解決の糸口も見えない状態ではなく、指先が触れていてもう少しで手が届きそうな距離感だから、余計にやるせない気持ちになる。剥がせそうなシールがあるからずっとカリカリし続けて諦めてしまうような。使った時間や情熱が徒労に終わった時の倦怠感。
特にラストの終わり方は映画史に残るような素晴らしいものだとおもう。

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P.P

5.0蹴る蹴る蹴る

2020年2月9日
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鑑賞方法:映画館

十何年振りに観たが、最初から最後まで面白い
韓国映画の魅力、凄さが全部詰まっている

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うんこたれぞう

4.0やっとスクリーンで見れました

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

ポンさんというより、韓国映画で1番好きな本作、やっとスクリーンで見ることができとても嬉しい。
本作は韓国映画の象徴のような作品で前半の笑い、後半のサスペンス本当によくできている。やはりキャスティングも秀逸。演技も素晴らしく後半の慟哭の表情は心を奪われます。
何故日本人の役者はダメか、思うに日本の役者は映画以外の仕事をし過ぎ、または役者じゃない人を使うからプライベートが見え過ぎて演技が予想を超えないんじゃないのか?!
にしても全てが良くできた素晴らしい映画を劇場で見ることが出来て本当にうれしい!

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マクラビン

4.0垢のように染み付いた心の汚れ

2020年1月31日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:4.0
登場人物すべてが泥臭く、またキャラクターのディテールがはっきりとしており、監督の一人一人の人物の描き方に熱意を感じる。
人を見抜く事を生業とする刑事を主人公とし、殺人犯のレッテルをはられた容疑者達との感情描写を描く。
実際の事件がモデルとの事だが、ポン・ジュノという監督は、人間の垢のように染み付いた心の汚れを描き出す事が本当に上手いと感じる。
ただのサスペンス映画とは一線を画す作品。

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カメ

5.0事件は解決……。

2020年1月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

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ted

3.5迷路に迷うように、徐々に夢中になっていくカンジ

2020年1月18日
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鑑賞方法:VOD
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ミヤギング

5.0・つらい、悲しい、悔しい。いろんな負の感情だけが残ってる。もう全然...

2020年1月15日
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・つらい、悲しい、悔しい。いろんな負の感情だけが残ってる。もう全然前向きになれない
・クライマックス直前かと思ってた場面で泣いた
・飛び蹴りがすごい

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小鳩組

4.5これは世界観含めで素晴らしい! 犯人が誰かという事ではなく、ある物...

2020年1月13日
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これは世界観含めで素晴らしい!
犯人が誰かという事ではなく、ある物事にまつわる人間の葛藤が本当によく描かれていてめちゃくちゃ面白かった!

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おれ

3.0ネタバレになりますがDNA鑑定ってこの時代やはり信頼性に欠けていた...

2020年1月12日
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鑑賞方法:TV地上波

ネタバレになりますがDNA鑑定ってこの時代やはり信頼性に欠けていたんだなと思わされます。日本の袴田事件とかも思い出される展開。

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原っぱ

3.0一言では言い表せない

2020年1月11日
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やはりコメディ的な要素はありながら、本作はかなり深刻。比喩もさすがにあまり感じられないけど、なんというか、この映画に大喝采を送る韓国人て成熟してる。

人間の成長とかいろんなものがつまってるような気がするけど、少し難しくて、そして切なくて、やはり苦しい。なにがよいかといって、ソンガンホcの演技かな。

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マッターホルン2

5.0大鐘賞(韓国のアカデミー賞)で最優秀作品賞受賞

2020年1月3日
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鑑賞方法:TV地上波

ラスト。
えっ! これで終わり?
と思ったが、未解決事件の実話と知り納得。
最新作がパルムドールを受賞してるので楽しみ。

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馬券師

2.0ほんとうに無念なのは・・・

2020年1月2日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

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光陽

0.5だから韓国人は

2019年12月28日
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拷問冤罪をどうしてもしてしまうんですよ。
と言う映画にしか見えませんでした。
これは要するにそういうことをしていることに対して言い訳をした映画なのか?
これは韓国内でどういう風に受け止められたんだ?
それとも対外向けの映画なのか?
主人公がここまでやっちゃうというのは普通ありえないが・・・
普通の推理物としては中途半端で全く作品になっていないと思う.
過去にはこういう間違いのあった時代もあったということが言いたいのか?
とにかく韓国人の感覚は欧米や日本人の感覚とは違うということをよく教えてくれる映画だった。素晴らしい。
...ただ我々の感覚が正しいかと言ったらそれは間違いだと思うんですよ。世界中の民族の感覚がてんでバラバラなのであります。むしろ欧米人と我々が似ているのがレアなケース。そこで映画というものがあるわけでして映画というのはそういうものお互いに見せよう万博だと思うんで。だから上映される国に合わせてバージョンを変えようなんて動きがありますけど私は大反対ですね。少なくともDVD・オンラインではオリジナルも見たいと思います。サンクス。

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タンバラライ

4.0韓国で実際にあった連続殺人事件

2019年10月24日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

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mitty

4.0犯人は誰なの!!

2019年10月21日
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鑑賞方法:DVD/BD
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ともちん

4.0実際にあった容疑者の列車飛び込みシーン

2019年9月24日
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鑑賞方法:映画館

  冒頭のテロップから、この連続殺人犯は捕まっていないことを知らされる。「どんな結末になるんだ?」と、もうこれだけで期待度が高まります。そして、これは単なる刑事ものサスペンスと思って臨んだらギャップに驚かされる映画なのである。

 途中、笑える場面が多くなり(特にNIKE)劇場内ではクスクスと笑い声が聞こえるようになる。「犯人はお前か?」と映画館内の客に対しても疑ってしまうほど、疑心暗鬼にかられるようなプロット作りなのだ。

 そして、犯人を追い求める正義感の強い刑事たち・・・と普通の映画ならばこうくるはずの展開ではなく、軍事政権下でデモ鎮圧に力を注ぎすぎたための警察の無能さ、自白強要・拷問・でっちあげ等の警察内の悪の部分を曝け出すブラックさ。しかも悪徳刑事を「やっぱりすごいんだ」と称えるものではなく、痛烈な警察の体質批判になっているところがすごい。

 個人的にこの映画で最もゾッとする部分は、みなさんの意見とは違うものになりそうだ。ソウルからやってきたソ刑事は、当初、パク刑事たちが行った拷問や自白強要に対して批判的な、頭脳調査を尊重するエリート刑事であった。これが犯人が見つからないことの焦燥感から、徐々に捏造してもいいと考えになっていく様子だ!!ある意味、犯人より怖い。

 とにかく画期的な韓国映画。日本人としては背景がイマイチ理解できないところをもっと表現されていたら最高の映画だ。

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kossy

4.5韓国映画にハマったきっかけ。

2019年9月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

犯人が見つかったタイミングで久しぶりに見たけど、
めちゃくちゃ面白い。
これでソン・ガンホを知り、自分の漫画の読み切りに
ガンホ先輩というキャラを登場させました。

当時は犯人が捕まってなくて、どうオチを付けるのか?
犯人が分からなくて面白いのか?
と半信半疑だったけど、
ミスリードに次ぐミスリードでぐいぐい引き込まれた。

今見れば警察の失態というより、軍事政権の酷さと
国民のストレスを焼肉屋の喧嘩で表してるのかな?
と思うと、
ただのミステリー映画ではないなと思います。

確か映画公開時のCMでかなり打点の高い
ドロップキックが写ってて、
それで見ようと思ったのでした。
本編では取り調べでのドロップキックはアングルが
変わってるけど、
そして、畑からガバっと犯人が出てくるシーンも
映画史に残るシーンだと思う。
良い映画というのは、
こうやって忘れられないカットが
いくつもあるんだなと勉強になります。

最終カットのソン・ガンホのカメラ目線も
当時は意味が分からなかった、
というか印象付けるためのカットくらいにしか
思わなかったけど、
どこにでもある顔、からのカメラ目線は
逃げてる犯人に対して、
俺は見てるぞ!逃げられないぞ!
という意志が感じられてグッと来た。

韓国映画にハマるきっかけであり、
最高傑作でもある。
僕にとってそんな映画です。

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奥嶋ひろまさ

3.5安定感とダークコメディ

2019年9月23日
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カメラワークのオーソドックスさと安心感。
ストーリーテリングの巧みさ、旨さ。
でも、どうしてこんなテーマの映画にコメディ要素をこれでもかと継ぎ足すのかわからない。
のが魅力になってるよねー。
うーんと唸りながら観ました。
胸クソなんだけども。

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あした

4.0間違いに違いない

2019年9月22日
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どれに主眼を置いているのか、こちらが戸惑うほど、1つ1つの話しが深く、互いに連環している。
実際の事件捜査でも罪を認めた容疑者が複数いたようである。自白の強要がまかり通っていた韓国の過去からの訣別へのベクトル、しかし、理性は激情の前に飲まれ容易には進めず押し流されていく。それは、大きく変化しようとした80年代韓国の内なる葛藤を象徴しているようでもある。
未解決事件。そして今、真犯人が捕まったらしいとの報を受ける。ソンガンホが見据えた空の先にある。

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Kj

4.5すべてはラストシーンの為に

2019年9月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

難しい

未解決事件なので犯人は捕まらないですが、「こいつに間違いないって!」とこちらまで怒声を浴びせたくなるほど、途中で登場する容疑者たちは憎らしい。

結局は徒労に終わってしまうが、ラストシーンは名場面。
未だに思いだすとゾクゾクしてしまう。

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クリストフ