「肉食獣」殺人の追憶 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
肉食獣
ポン・ジュノ監督作品は3作め。女性が暴行されるので嫌な気分になるけど、映画は笑えるところもあり、ハラハラもするし、ポン節サクレツ。
韓国の田舎では、あんな暗い、ひとけのない道でも、女性が独り歩きをするの当然なのだろうか。今まで何もなくて平和だったかもしれないけど、村で殺人事件が起きてるんだから、ちょっと用心して欲しいな。もちろん、一番悪いのは犯人だけど。焼肉屋でニュース見ながら「チョン切っちゃえばいいのに」と言った人に、激しく同意しますよ。なきゃー悪さもできないし、切られると思えば、やる気も失せるでしょう。
人手が足りず、捜査が進まず、警察を嘲笑うように犯行が続いていく。焦る刑事達が、目星をつけた容疑者に拷問し、自白を迫る。飛び蹴りもマズいが、逆さ吊りは完全にやりすぎよ〜。
犯人の顔は映さないが、こいつは狩りでもしてる気分なのだろうか。雨の草むらでずーっと隠れて、女性が通るのを待つ。近くまで来たら瞬時に襲いかかる。音もたいして立てない。まさに肉食獣のスタイル。男やおばあちゃんが来ても、絶対に気配を消してやり過ごしていたに違いない。目撃されたら足が付くし。この、忍耐強さと慎重さ、もしかして特殊工作員だったんじゃ? 韓国には兵役義務があるので、訓練を受けた奴が、兵役中のトラウマかなんかで人格が歪んで、こんなことしたんじゃないだろうか。あ、元特殊工作員じゃ、手が柔らかいわけないか。現実では犯人は別件で服役してたそうで、自白しても過去の事件はすでに時効だとさ。事件のあらましを調べてみたが、まさにケダモノの所業。今からでもチョン切って欲しくなるわ。
普通の顔か。ということは、女のようにすべすべしたヒョンギュではないのか。17年経っても、そこそこイケてるおじさんじゃないかと思うし、それなら通りすがりの女の子の印象に残るだろうから。それとも、往年の美青年の、見る影もないほどの変貌? ソ刑事に後ろ手に手錠をかけられ、暴行を受けるって、ある意味、被害女性たちと同じだな。彼も被害者ということだろうか。
ソリョンが中学生とすれ違って、物音に振り返る。が、中学生の姿はない。ほんのわずかの違いで、ソリョンが殺されていたかもしれない。でも、彼女はきっとそれを知らないだろう。今日が無事に終わっても、明日が確実にあるかどうか、誰もわからない。
BS12の放送を録画で視聴。
ぷにゃぷにゃさん
共感そしてコメントありがとうございます。
犯人は獄中の男で、犯人とわかっても時効が成立してたのですか!!
それでは被害者は浮かばれませんね。悔しいですね。
また知的障害のある疑われた青年が列車に飛び込んで
死んだのも事実だとか!!
酷い話しですね。
レビュー、そうですね、あと一つで1000になります。
貯金が500位あったので、増えてしまいました。
気がついてくださって、ありがとうございます。
ぷにゃぷにゃさん
身体も、そうですが、跳躍してあのポーズ…到底出来そうもありません😵💫 跳躍無しでも😆
「フル・モンティ」お薦めなんですね。刷り込みました👀 NHK-BS、放送してくれないかな。(←他力本願)
ぷにゃぷにゃさん
感極まった父親に続いて映される白鳥の姿となったアダム・クーバー(私は、この作品で初めて知りました☺️)…鳥肌が立ちました。
ビリー少年を演じたジェイミー・ベルのピュアな魅力と、嘘の無い深い愛に溢れた素敵な作品ですよね。
ぷにゃぷにゃさん
「リトル・ダンサー」へのコメントを有難うございます。
ぷにゃぷにゃさん、かなり観ていらっしゃいますね。愛おしさに満ちた作品でした。父親の、先生の、祖母の、兄の…そして母親の。
ビリーの真っ直ぐな眼差しも印象的でした。
ぷにゃぷにゃさん
コメントを頂き有難うございます。
楽曲担当が、岩代太郎さんという日本人の方だと初めて知りました👀(ぷにゃぷにゃさん有難う!)
若い女性の繊細な歌声であった事は覚えているのですが、検索するも何も分かりませんでした。
ポン・ジュノ監督作品、独特な閉塞感とメッセージ性、そして明るさが有りますよね。
私にとって衝撃的でとても印象深い作品でしたが、もう一度見る事が出来ない作品でもあります。
ソン・ガンホいいですよね。次回作が早く観たい…でもいつなのでしょう???
ぷにゃぷにゃさん
エヴァンへのコメントありがとうございます。
この韓国映画もそうですが、他の方のレビューやコメントなど色んなことがきっかけで、自分が見た時の古い記憶が蘇ったりして、とてもいい刺激になります。
これからもよろしくお願い致します。