劇場公開日 2004年3月27日

「間違いに違いない」殺人の追憶 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0間違いに違いない

2019年9月22日
iPhoneアプリから投稿

どれに主眼を置いているのか、こちらが戸惑うほど、1つ1つの話しが深く、互いに連環している。
実際の事件捜査でも罪を認めた容疑者が複数いたようである。自白の強要がまかり通っていた韓国の過去からの訣別へのベクトル、しかし、理性は激情の前に飲まれ容易には進めず押し流されていく。それは、大きく変化しようとした80年代韓国の内なる葛藤を象徴しているようでもある。
未解決事件。そして今、真犯人が捕まったらしいとの報を受ける。ソンガンホが見据えた空の先にある。

Kj