「危うい話とは思っていたけれど」メメント Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
危うい話とは思っていたけれど
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総合:70点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
10分しか記憶を維持できない男が復讐をするなんて、随分と危ういことしてる。本当にそんなことがまともに出来るのか、とりあえずそんなことを思った。次々に時間を戻していく斬新な展開は面白いが、物語をとかく解り辛いものにする。わかったのはやはりみんながこの記憶力を食い物にしようとしたということ。それが本人すら自分の記憶を食い物にして自分の存在価値を維持しようとしたというのは意外だったしうまい発想だと思った。
それにしても登場人物はみんな悪人ばかりでずるい。特に主人公は自分をも騙す相当に卑劣なやつで、人の弱さの嫌な部分を見せつけられた。最初から主人公は危ういやつだとは思っていて信用していなかったが、ここまでとは思っていなくて、やはり後味の良い作品ではない。しかし物語の作り方の発想は斬新で面白い。
物語は複雑で簡単には理解出来ないのだが、それでも辻褄の合わない部分がいくつかあるのはわかって、そこはちょっと減点。物語を理解するために検索していると良いサイトがあったので、参考にさせてもらった。物語がわかり辛いと思った人は下記アドレスに行って解説を読んでみるといいだろう。
えいちてぃてぃぴー://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net/article/135439244.html
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