劇場公開日 2001年11月3日

「逆回転で謎を解明していくストーリーが斬新で、見応えがある映画です。」メメント 向山雄治さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5逆回転で謎を解明していくストーリーが斬新で、見応えがある映画です。

2022年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

映画史上、おそらく初のストーリー展開です。
すべてが「逆回転」でのストーリーになっています。

つまり、「結末」から始まって、「なぜこのような結末になっているのか?」と謎を解き明かしていく構成になっています。

主人公は、ある障害により直前の「10分間」しか記憶が残らないようです。
そのため、ありとあらゆる方法で、メモを残し、そのメモから記憶を辿り、謎を解明していきます。

謎めいた映画ですが、観る人に親切な工夫もあります。

現在の(逆回転、つまり現在から過去に遡る)場面はカラーで描かれ、記憶を辿る(過去から現在の)場面はモノクロで描かれています。

そして、ラストシーンは、びっくり、衝撃です。

理解を深めるために、
おそらく、大半の方は、もう一度、最初から観ると思います。

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向山雄治