劇場公開日 2001年11月3日

「ノーラン監督の弟の短編小説が原案」メメント DEPO LABOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ノーラン監督の弟の短編小説が原案

2020年6月2日
iPhoneアプリから投稿

・記憶喪失ものというジャンルが存在する
・記憶喪失ものでは、どうにでもできちゃう可能性を秘めてる(らしい)けど、短期記憶喪失は制約がある
・記憶喪失の疑似体験映画
・主人公には時間感覚がないから、観客も時間感覚を失うように時系列が逆転している。しかも、二つの時系列がカットバックし、合間に回想シーンも挟んでる!
・人の記憶は巧妙に、自分の都合のいいように仕掛けることがある
・その映画の本質はマルホランドドライブ的ともいえるかも
・人は世界を見たいようにしか見ない
・そのために、自分の行動を選択する
・そのなかで利害関係が一致する他人と一緒にいる
・テディの憎めないキャラが魅力的
・バーにいたオヤジもいい味だしてる!
・視野の狭い人間は周りの利用される
・普通に時系列通りにつないだら、主人公を客観的にみることになるが、時系列を崩すことで主人公自身の視点でみることになる。
・主人公の視点になるのは記憶喪失ものの強みでもあるけど、編集がその効果をより強めている
・クリストファーノーランは、ダンケルクもそうだけど、観客に体験を届けようとしている。
・人はなぜ写真を撮るのか。それは自分の記憶の曖昧さを補うためではないのか。

DEPO LABO