劇場公開日 2001年11月3日

「マインドファック⇔リンチ」メメント J-taさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5マインドファック⇔リンチ

2015年11月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最近の「ピエロがお前を嘲笑う」を観て、「ファイト・クラブ」を観直して、「ユージュアル・サスペクツ」を観てからの「メメント」

ここのところマインドファック映画にはまっているのだが、この映画は上に挙げたどれとも少し違っている。最後に種明かしがあるところは同じだけれど、構成はもっと入り組んでいる。デヴィット・リンチの映画の様でもある

マインドファック映画はちゃんと種を明かして、「なるほど!そういうことだったのか!」てさせる、そこが面白み。
デヴィット・リンチ映画は「え!どういうこと?こういうこと?いや、こういうことか!いや、でもそうするとここは……。でもなんか面白かったなあ」ていう面白み。
どちらも好きだけど、もう一度観たくなる映画ってのは私の場合には後者の方である。

誰かが「デヴィット・リンチ映画と村上春樹の小説世界は似ている」と言っていたことを、上の文を書きながら思い出した。
確かに。やっと腑に落ちた。

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