めぐみ 引き裂かれた家族の30年

劇場公開日:

解説

77年11月15日、いつものように学校へ出かけたまま姿を消した横田めぐみさんの両親・横田滋さん、早紀江さん夫妻の30年にも及ぶ長い闘いをTVドキュメンタリー番組、報道映像などを組み合わせて再構築。TV番組では見たことのない素顔の横田夫妻の姿も垣間見える。監督はアメリカ人ジャーナリストであるクリス・シェリダンとカナダ人キャスターのパティ・キム夫妻。製作は「ピアノ・レッスン」「ある貴婦人の肖像」のジェーン・カンピオン。

2006年製作/90分/アメリカ
原題または英題:Abduction: The Megumi Yokota Story
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2006年11月25日

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(C) Safari media LLC 2004

映画レビュー

3.0アメリカで拉致問題を認知させた功績は評価できるかもしれない

2020年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ハンセン病訴訟と並んで小泉元総理の最大の成果である首相初訪朝(その他はたいしたことない)。そして拉致被害者5名が帰国できたニュースは本当に感涙したものだ。映画は横田夫妻を中心としたドキュメンタリーであり、横田めぐみさんの『流浪の民』の肉声を聞くと涙がこぼれ落ちました。しかし、拉致問題ニュースに関してテレビにかじりついた日本人にとっては目新しいこともないので、拉致の歴史を再確認したにとどまるのかも・・・  ドキュメンタリー映画としては切り口もいいし、フィルムの切り貼りも緊張感があるものに仕上がっていた。残念なのは、政治色を排したかったと述べているにも拘らず、増元照明氏の描写をかなり取り入れたことだろう。彼が登場するだけで政治色が強まってしまう。また、アン・ミョンジン氏の発言内容もどこまで真実であるかわからないのだし、実際に拉致された蓮池薫さんや曽我ひとみさんの意見もないままだ。さらにもっと多くの被害者家族を映し出したほうがよかったのではないかとも思えます。  北朝鮮の汚いやり口は許せないものだし、日本人が受けた屈辱はしっかり胸に刻んでおかねばならぬこと。ただ、問題のすり替えだけはよくない。これをネタに軍備増強なんてもってのほかだし、核問題が起こったからといって先制攻撃論にまで発展させるべきではないはずだ。 【2007年2月映画館にて】

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kossy

4.0"取引"の材料になってしまっている事実

2015年3月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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松井の天井直撃ホームラン

3.0日本人なら知っておくべき

2013年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

横田夫妻のインタビュー映像を観ていると、この映画が「引き裂かれた家族」の映画なんだなと実感させられました。 夫妻がテレビに映ると常に政治的メッセージを発しているし、側には何らかの形で政治家が映り込んでいたりします。 なので、どうしても「家族会の横田夫妻」と見てしまいます。 でも、この映画のためにインタビューに受け答えする横田夫妻は、普通の老いた夫婦――娘の帰りをいつまでも待っている――であり、カメラの前でケンカさえしています。 30年前に小川宏ショーで娘の帰りを涙ながらに訴えた、あのころと変わってないとさえ思えます。 でも、いざ「家族会の横田夫妻」としてカメラに写るとき、早紀江さんは入念にメイクをし、「オシャレはしない」と笑う滋さんは髪をとかす。 自分の親や祖父母にも近い年齢の夫妻が、テレビカメラに写るために身支度をし、政治家に会うために東奔西走する、その姿はあまりにもいたたまれない――本人たちが望んでいるのかいないのか、それは分からないけれど。 でも、二人を駆り立てるのは「必ず娘は戻ってくる」と信じているから、なんだと思います。 だからこそ、この事件は速やかに――願わくば全員無事に――解決してほしいと思いました。

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A-COLOR

3.5そのためには、生身の日本人が必要なんです

2012年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

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shimo