劇場公開日 2005年10月5日

「「さすがフランス映画」って終わり方です」真夜中のピアニスト あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「さすがフランス映画」って終わり方です

2008年7月8日

悲しい

萌える

ちょっとした偶然がその人の運命を揺さぶり、動かしていく。内なる衝動を抑えきれない主人公はそのまま突っ走るが、当然のように現実はそれほど甘くはない。ここまではいたってオーソドックスな展開。特に新鮮でもない。

それでもあのエンディングはちょっと意外。でも、よくよく考えるとフランス的で思わずにやりとしてしまいました。

主演のロマン・デュリス、若いのに地に足のついたかっこよさでいいですね。ハリウッドや日本のどこかふわついた役者よりも全然貫禄がありました。そして中国人ピアニストもよかったです。フランス映画の中では中国の人もとてもオリエンタルに写るのだから不思議なものです。

特段印象に残る映画ではなかったが、それでもこんな地に足のついた映画を観て育ちたいものです。

あんゆ~る