ロスト・イン・トランスレーションのレビュー・感想・評価
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何時間でも観続けられる稀有な映画
ココが変だよ日本人の劇場版。
めっちゃ笑った。
でも最後は……
駆け引きぢゃないけど、そーゆー時のドキドキとかその後のニヤニヤとか絶対幾つになっても変わらないんぢゃないかと思う。
しっかりキュッと〆てくれてよかったー。
とても好きな映画になりました💜
SUNTORY TIME🥃
ドキュメンタリーのよう!"東京"の中で過ごすアメリカ人
東京、新宿、渋谷、こんな感じなんや
そう言われてみれば
映画館を出てからの渋谷パルコの周辺の
景色は、そのままでした
で、そんな東京で退屈に、ストレス満載で
時間を過ごす2人
家庭、仕事、恋人、家族、ホテル、バー
もう、いたるところが、ストレスばかり
これが、日常ということなんだね!
では、ストレスレスは?
の答えは、映画では答えてくれませんでした
ソフィア・コッポラ監督の視点が
素敵でした
あ、そうそう
CM撮影シーンに、眞木準さん(コピーライター)が、ぽろっと出てましたね(笑)
「ハッピーエンド」がかかるとは!
👍
誰のアイデアでしょうか?
lost in translationって...
ソフィア・コッポラ監督が主演のスカーレット・ヨハンソンに自分を投影させてTOKYO、日本にきて感じたことをそのまま綴ったドキュメンタリー的作品、といったところだと思います。彼女の気だるい外国人の視点、女性の視点でTOKYOの滑稽なポップカルチャーや男性社会、エンタメ業界のアホらしさを皮肉っています。時折出てくる誇大化された日本人像。ユーモアのつもりかも知れないけれど日本人の私には苦笑いが精いっぱい。思わず「切り取るところ間違てるやろっ」とつっこみたくなる部分もチラホラ。原題からしてこばかにしてますよね、lost in translationって...いずれにせよFFコッポラの娘だからこそ成立した映画と言って差し支えないと思います。そんな感じで、いろいろ背景想像しながら観ると結構楽しめたりします。
言葉はいらない….?
客に料理させるしゃぶしゃぶ
男(ビル・マーレイ)はハリウッドスターで、日本の洋酒CMを撮るために来日、女(スカーレット・ヨハンソン)はカメラマンの夫の仕事に同行して来日した。
同じホテルに泊まっている二人は、なかなか寝付けず、ひょんなことから夜の東京を彷徨うことに。
日本のポップカルチャーを面白がり、敬意を払いながら日本の独特な文化を切り取っている。
コッポラ・ファミリーの作品で、脚本はアカデミー賞を獲っている。
東京を舞台に旅先での淡い恋愛
ラストの囁きはなんだったのかな?
2023年に映画館で鑑賞。公開時は田舎にいたので観られず、その後レンタルとかしてまで見ようとはしてなくて。
字幕翻訳は松浦美奈さま。ヴァージンスーサイズに続いて。
ほぼ20年前だからビル・マーレイの若いこと!スカヨハはもちろんのこと、中高年男性の50代と70代って、当然ながらこんなに違うんや…という。
2004年って、わたしもまだ22才だからさ。
東京の夜景が、きっと2023年とは違うんだろうけど、はたちごろの私が憧れた“かっこよくておしゃれなTOKYO”に近かった。ソフィアコッポラが異国として味わったイメージと、地方の女の子が憧れたイメージが近いって、なんなんだろうか。異国くらい遠く感じてたのかな。
ダイアモンドユカイ演じるCMの監督のセリフを、ほぼ無視した翻訳が酷いなぁって思った。そこがミソなんだろうけど。監督がわめいてることと、二流感のある通訳者のいうことの差を、意味がわからんまま感じる違和感みたいなものが、多分テーマだもんね。
すっごくおもしろかったかというと、そうでもないんだけど、テーマ的なものを、直接的な言葉ではなく、会話でもなく、状況の描写の中から浮かび上がらせるのが上手なんだなぁっておもった。
ラストの雑踏の中で、ビル・マーレイがスカヨハに囁いたのはなんだったのかなぁ。
中年男性の空疎を微笑みと敬意で埋めてくれる
やや落ちぶれたハリウッドスターがCM撮影のためトーキョーに滞在する。彼が宿泊するホテルで、夫の仕事について来たけど放っておかれてしまう、同じアメリカ人の若妻と出会う。
ソフィア・コッポラはいい。いいです。本作も素晴らしい出来。言語化困難な塊を実に見事に描いている。
本作を「外国人から見た東京」とかいう解釈をすると本質から相当ずれる。舞台は別にソウルでも上海でも良かった。アメリカ人が異化を感じるところであればどこでも。ソフィア・コッポラが日本に住んだことがあるということだけですよ、そんなん。
男はいつだって、心に抱える空疎感を持て余している。女のように、新居のカーペットを選ぶという実利的な選択で埋めることができないから。
仕事や家庭や伴侶に不満があるわけではない。燃え上がるような恋や気持ちのいいセックスをしたいわけでもない。ただ、ため息をつきながら、かさぶたのように、徐々に何となく埋めていく方法しか知らないだけなのだ。
異化にはもってこいの極東の旅先で、それは強意される。スカーレット・ヨハンソンが哲学科出身の若妻というのも気が利いてる。
自分が勝手に投影しているだけかもしれないが、ソフィア・コッポラは、中年男性のわびさびを表現するのが実に巧い。単に描くだけでなく、そこに微笑みと敬意の両方を込めてくれる。よく分からないけど、ありがとうございます、と言いたくなる(笑)。
うーんな作品
おもしろい視点
観ていてテンションがあがらない映画だったけれど、ユニークな視点がおもしろかったかな。
日本の描写は、いまいちだけれど、もともとこの二人は日本を楽しもうという動機はないまま訪れているのだから仕方がない。むしろ、せわしく多様で雑多なものが氾濫している都会では取り残された気分になるのは無理もないかと。
二人の取り合わせは面白い。
年齢も離れ、携わってきたことも異なり、特に共通点もない、おまけにそれぞれ既婚者。でも、お互いを同類だと、くんくんと嗅覚で嗅ぎ分けた。
二人が結ばれなかったことは正直物足りない。
でも、プラス志向ではない者同士が結ばれても、どうせいいことにはならない。それを二人は直感的に理解していたのだ、と思いたい。これでよかった。ふたりが距離を保ったところに、作品の底力というかプラス志向を感じる。
時には踏みとどまることって大切なのだろう。
カラオケ大好き!
はっぴいえんどと平成ポップカルチャー
【”異国の地、東京で眠れない二人”ハリウッドスターだが、ミドルエイジクライシスに直面している男と、写真家の若き妻との交流をドキュメンタリータッチで描いた作品。醸し出す風合が、とても良い作品でもある。】
ー ウイスキーのコマーシャル撮影のために来日したハリウッドスターのボブ(ビル・マーレイ)と、フォトグラファーの夫の仕事に伴って来日した若妻のシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)。
同じホテルで偶然出会い、打ち解けたふたりは、見知らぬ土地東京で時間を共有するうちに、いつしか惹かれ合っていく・・。ー
◆感想
・今作をBSで観たのは、何年前であっただろうか。
センスの良い映画だな・・、と思った事を覚えている。
・改めて観賞すると、ハリウッド映画にありがちな、コテコテの”それは日本ではないよ!”と言う感は全くなく、”本当にハリウッドスターが東京に初めて来て、慣れない土地の中で眠れない日々を過ごす様をドキュメンタリー作品として描いたのではないか・・”と思ってしまう程、東京の中の異邦人の二人、ボブとシャーロットが異文化に触れ、イロイロと戸惑う様が極、自然に描かれている。
・カメラワークも印象的で、忙しい夫ジョンが仕事に行った後、独りホテルの窓の縁に座り、東京の街並みを見下ろすシャーロットの寂しげな姿を切り取ったショットや、コマーシャル撮影の際のカメラマンからの矢継ぎ早のリクエストに言葉が分からず、戸惑うボブの姿。
そして、遠き米国に居る妻からの、一方的な電話や届け物(カーペットのサンプル・・)に、ミドルエイジクライシスを実感するボブの姿。
・そんな中、ボブとシャーロットはホテルのバーで出会い、お互いの孤独を癒すかの如く、言葉を交わし、夜の東京の街に出掛けて行く。
カラオケでボブが”これ、難しいんだよな・・”と呟きながらタドタドシク歌う、”ロキシー・ミュージック””の”More than this”(やや意味深・・。)や背景で流れる、はっぴーえんどの”風をあつめて”(エンドロールでも流れる。)も印象的である。
・シャーロットが一人訪れる、京都の南禅寺、平安神宮のショットも作品のアクセントとして、良い。
<異国の地東京で夫々の孤独感を抱えながら、恋未満の、ハリウッド大スターと、結婚2年目の若き女性が交流する姿をドキュメンタリータッチで描いた作品。
醸し出す風合が、とても良い作品でもある。>
日本人がハッキリ言って欲しくないこと
コッポラの前作『ヴァージン・スーサイズ』にはがっかりしたが、今回...
コッポラの前作『ヴァージン・スーサイズ』にはがっかりしたが、今回は自分の体験を基に自然体で描いたことに大成功。もちろん、彼女の手腕よりも俳優陣に助けられたことの方が大きいと思うが、幾分ドキュメンタリー風の撮影と音楽(特にはっぴいえんど)のチョイスも光っている。
アメリカと日本における言葉の壁、文化の違いによる疎外感以外に、二組の夫婦間の疎外感をも表現している。同じ境遇であるからこそ出来た「孤独の共有」を綺麗に描いていたと思う。
LとRの発音は身につまされる思いで、今後気をつけたいものだ(ripとlipという脚本はわけわからんが・・・)。しゃぶしゃぶのくだりでは文化の違いを感じさせられました(笑)
【2004年6月映画館にて】
日本が舞台なのがノイズ
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