「東京の憂鬱」ロスト・イン・トランスレーション カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
東京の憂鬱
ただただもう身もだえするほどに悶々とする一日が明日も明後日もつづく
誰かと死に別れたわけでもなく
何かに挫折したわけでもない
お金に困っているわけでもなく
友がいないわけでもない
知らぬ街に取り残され
何をするにも刺して困ることもない
満たされた生活のはずなのに
若くて貧乏だった頃はそんな生活に憧れて夢見たいたのに
「生きていながら死んでいる」とは
志村喬さんのセリフ
人間に生まれると欲望にまみれ満足を知らずもっともっと欲しがる呆れた生き物だ
最後のシーンに荒んだ心が救われる
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