「極秘事項」ローレライ yoshinodeboさんの映画レビュー(感想・評価)
極秘事項
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『真夏のオリオン』を見に行くので、同系列の本作を観ました
映画情報を得る前に観たため、香椎由宇の出演も知らず、画面に登場したときは驚きました、良い意味で。想像できない秘密兵器、一気に空想秘密兵器『もし、あの秘密兵器が活躍していたなら!?』という設定に変更。
上映当時は原作も知らず、電車の中吊り広告を見ても『ローレライ』の語感が戦争映画とはかけ離れていて ??? と見に行く気にならず、暗号名くらいの印象、ドイツ経済情勢を交えたありがちなスパイ秘密作戦程度に思っていました。映画宣伝で秘密兵器を強調すると、香椎由宇登場のインパクトが無くなるため作品印象は平凡になりますが、劇場へは足を運んだかも知れず。逆にそこを強調すると、作品の印象は1ランク下がる。いままで予告編で期待し過ぎ苦い思いをしたことが多々ありますので、興行収入上は不利でしょうが、後々の作品評価と言う点では評価UPです。(自分がたまたま予告になかったと思い込んでるだけかもしれませんが)
戦争映画の定番(義務・責任・家族・国家・憤り・葛藤・兵器・メカ・リーダーシップ・運命・希望・反逆)に(人間兵器)をプラス、人間兵器なので、『人間的弱さ』をあわせもっていたところ(アニメにもあったか?)が秀逸で、そこをカバーしたり、いたわりあって協力したり、艦内に少女が居る違和感(アニメ的?)が、見どころ。悪意のある登場人物も居なく、希望のある終わり方など、空想部分の味付けが絶妙で引き込まれて最後まで見せられました。
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