死霊のはらわた(1981)のレビュー・感想・評価
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スプラッタ・ムービーの元祖‼️
80年代に急速に登場してきた、いわゆる "スプラッタ・ムービー" の決定版シリーズの第一作‼️とある廃屋にやってきた5人の学生が、地下室にあったテープを再生したことが原因で、悪霊に取り憑かれゾンビ化していく・・・‼️数々の残酷シーンがホントにエグい‼️細切れにされてピクピク動く肉片、叩き潰される指、ヌメヌメと朽ち果てていくゾンビたち、そして森の中を縦横無尽に動き回るカメラワーク、しかもカメラの動きに合わせたかのような凄まじい効果音‼️ホントにサム・ライミ監督の才気爆発‼️メチャクチャ面白い‼️しかし、このシリーズの真価が発揮されるのは後続作であり、二作目、三作目の荒唐無稽を極めた "スプラスティック" な作風を前にしては、この一作目はかなりおとなしく見えてしまう‼️
嗚呼古き良きスプラッタ映画!
"死霊のはらわた" シリーズ第1作。
レンタルDVDで鑑賞(字幕)。
80年代スプラッタ映画ブームの火付け役と云うことで期待しておりましたが、期待の遥か上を行く面白さでした。
主人公のお姉さんが死霊の声に導かれるまま霧の立ち込める外に出てしまうくだりではお約束と理解しつつ、「出てったらいけないよ!」と言わずにいられませんでした。
他のカップルが中でヨロシクやっているからか、あれだけ悲鳴を上げても、叫びながらドアをドンドン叩いても、なかなか開けてくれないところもなかなかグッド・ポイント。
憑りつかれた人間をバラバラに切断しないと始末出来ないと云うルールが秀逸過ぎる。斧で滅多打ち。スコップでも滅多打ち。チェーンソーでも戦って欲しかったなぁ、と…
壮絶なスプラッタ描写。飛び散る血や肉片のオンパレード。普段こう云うジャンルの映画を観慣れていない私ですが、それはそれはもう大興奮でした。残酷であればあるほど最高!
仲間が次々死霊に憑依され、主人公の孤独な戦いになっていく展開に引きつけられました。スリルの畳み掛けが容赦無い。
「ジョイナス!」の連呼が怖い。どんだけ言うねんってくらい言う。慣れてくると笑えて来るんだから不思議なものです。
観ていて、自分でも訳が分からない感情になりました。
結局怖かったのか楽しかったのか。たぶん後者です(笑)。
[余談1]
特殊メイクの出来は低予算感がすごいですが、なかなか怖かったです。夢に出て来そうだし、粗さがなんともいい味わい。
[余談2]
死霊が死ぬ時、牛乳のような液体を吹くのもいい。口だけじゃなくて、肉体の切断面からも吹くのも芸が細かったです。まるで「エイリアン」のアンドロイドみたい。
※修正(2023/09/27)
元気とやる気をもらえる映画
クライマックスでちょっとの間、恐怖度がなくなって悪魔がノリノリではしゃいでいるようなところがすごく開放感があってよかった。過剰なエネルギーがいきすぎて怖くなくなったような感じなのだろうか。
作り手が、何者でない若者が世界に風穴を開けてやろうという激情がほとばしっているようであった。当時、最先端の映像表現を予算を掛けず知恵と工夫と情熱でがむしゃらにやり抜こうとしている。ちょいちょい失敗していたりつたないところもある。
登場人物の個性は全然描けていないし、物語はとてもたわいもない話であった。ブルース・キャンベルの個性が爆発するのは2作目以降で、ここでは普通の好青年だった。
びっくり演出は怖かったのだが、悪魔のとりついた女は、漫★画太郎のババアにしか見えず、あんまり怖くなかった。
映画の内容は悪魔とか無残な死であるのだが、元気とやる気をもらえる映画であった。
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