死霊のはらわた(1981)のレビュー・感想・評価
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0232 グロを超えた超グロ作品
1985年公開
オイオイこんなの映画にしていいの?が初感でした。
これまたレンタルビデオで鑑賞。
家で一人きりで観たんですが
まあ、流血し放題。
顔は干からびていくし
カノジョが「助けてよ」と頼み込みも
オマエどう考えても普通の女の子の顔してねえし
施錠を吹っ飛ばすほど力強すぎ。
ワタシ子供の頃からキャンプにいそしんでいましたが
本作品以降は地下室のあるバンガローは
避けるようにしています。(超適当)
でも楽しめたので高得点。
ホラーの概念を変えてしまった歴史的作品と思います。
80点
愉しめず。歴史に消費された感の当時の快作怪作。
何十年ぶりかの再見。
当時新味と沸いた露悪に仕込む喜劇風味が今や古臭く愉しめず。
歴史に消費された感。
同根らしき大林宣彦ハウスの変態的少女趣向の濃度に劣るから、
露悪の為の露悪に見える。
Sライミが巧い策士と成るのは30年後のスペルを待たねばか。
未見の2を観よう。
ホラー映画界のパイオニア!
この映画のおかげでホラー大好きになりました。それまではテレビで放映するB級ホラーを見るくらいだったんですが、何気なく見に行った「死霊のはらわた」。メチャクチャはまりました。今までに見たことの無い映像の数々!(とは、言っても2024年の現代ではかなりチャチな特撮かもしれませんが)怖いホラーじゃなくて、作られた映像世界(ある意味ファンタジー)としての楽しさを気づかせてくれた大切な映画です。
冒頭の地を這うように進むカメラ映像からワクワクが止まりません。目新しい映像に何かあるんじゃないかって期待が膨らみました。
そして、森に女性が襲われるシーン。これ、衝撃でした!
如何にも、画面の外で動かしてるようなチープさ満載の木々に襲われるちょっとエッチなシーンです。未だにドキドキしちゃいます。
その後は、ひたすらに取り憑かれた人達との絡みが続く。
絡みって言っても殆どが闘い。血だらけ、傷だらけ、痛々しい場面の連続。その中で、笑い続ける女性がいたり、地下室に閉じ込められて喚く女性がいたり・・・
怖いシーンでありながら、何故か微笑ましい、ホンッと不思議な映画です。
当時は、その感じたことのない新鮮な魅力に惹かれたのかもしれない。そして、そのファーストインプレッションがあるから、自分にとって何時までも大好きな映画になってるんじゃないかな。
何度見ても楽しめる最高の一本です。
まさにホラーとコメディは表裏一体
序盤の助長な会話シーンから一変 ことが始まると急速で進んでいく
少しでも目を離すと何かが起きている
さっきの大量の血はどこへ・・・
ガバガバすぎてわからない上にツッコミが追いつかない?
でぇじょうぶだ 勢いで笑わせてくる
始まり
サムライミ監督の長編初監督作品であり様々なゾンビホラー映画の傑作
昨年リブートの方を観て改めて本作を、ということで鑑賞
もちろん低予算でチープなところは目立つがグロ表現と悪霊との騙し合い、悪霊が乗り移るテンポ感、おどろおどろしいヤバい雰囲気は十分に楽しめる。
なんといっても主人公が可哀想過ぎてもはや笑えます。
個人的メモ:本作は2024年1本目。2023年は113本の鑑賞でした。
レジェンド
もう何度も観てるのに定期的に観たくなる…。人から「どんな映画が好き?」と聞かれたら迷わず本作を挙げるくらいに好き。
本当に怖いか?と言われるともっと怖い映画はたくさんあるし、そんなに素晴らしい映像技術か?と言われると現代においてはうーん…。
しかし、私にとってそんなこたーどうでも良いのです。ありがちなストーリー、ありがちな設定、怖いぞ怖いぞー、と煽る見え見えな演出、全てが愛おしい。
時々やり過ぎて笑わせにきてるのか?っていうシーンがあったり、謎のお色気シーンがあったり、かと思えば本当に怖いシーンも結構あったり…。よくよく考えてみたらかなり濃い内容です。まぁ、そこが評価の分かれるところなのでしょうが…。
ゾンビが溶けるシーンはあの時代の技術だから出来たオドロオドロしさがあります。現代のCGやらVFXやらの綺麗な映像も良いけど、このドロドログチャグチャした感じに実家のような安心感を覚えます。
怖さより演出の面白さで伝説となった映画と言えるでしょう。サム・ライミ、本当にありがとう。
【”来るんだ・・!”若者達が訪れた山小屋の地下室に居たモノ・・。ホラー映画チキンとしては相当にビビった作品。サム・ライミ監督が世に名を馳せた作品でもある。】
■テネシー州の深い森の中にある廃屋に、休暇を楽しむ男女5人がやってきた。
その地下には古い本とテープレコーダーがあった。
テープを再生すると、死者を蘇らせる呪文が解き放たれ、まずシェリルが襲われる。そして、次々若者達は死霊に取りつかれてしまう。
◆感想
・設定はチープであるし、血糊も初期、アルデント監督バリに鮮血である。
・だが、この作品は怖い。何だか分からないが怖い。
・若者達が訪れた山小屋の地下室に居た禍々しいモノ。
ー そこに残されたテープレーコーダー。それは”死者の書”。森に封じ込まれていた悪霊を解き放す呪文・・。-
・若者達は次々に悪霊に襲われて・・。
<バッドエンドのシーンも効果的な、1981年製作の画期的作品。
今作をべーすに数々のスプラッター・ホラーが制作されたとの事。
その先進性を買いたい。>
スプラッターホラーの火付け役作品!
めちゃくちゃ大好きなホラー映画です。ホラー好きにさせてくれた映画と言っても過言でないくらいです。
とにかく悪霊に取り付かれた人間が怖い。どんどん顔がぐちゃぐちゃになってく、声がいやぁ~な声質で、取り付かれた人間と一緒に居るだけでも精神がいかれそうな状況です。たちが悪いことに、悪霊だから肉体を切り刻んでもびくともせず、頭ちょんぎっても笑うは、体中ちょんぎってもぴくぴくして動くわで、胸くそ悪くなります。
でも、アッシュ・ウィリアムズのキャラもあってか、そのグロさや怖さも嫌じゃなく人間 VS 悪霊(しかも人間に取り付いた)の戦いがすさまじく、何とも面白い映像が繰り広げられるんです。
ラストは圧巻、いや伝説的いってよいシーンでした。悪霊に取り付かれた人間がどんどん溶けていくのですが、1コマ1コマ丁寧に肉が崩れていく映像が続きます。「普通ここまでやる?」って程に人間溶解のグロシーンが続けます。
「さすがに、もう終わりでしょ?」って思っても、いやいやまだまだっと、どんどん溶け続け、しまいには訳分からないエイリアンのようなものが体から飛び出てきたり、気持ちわるい物体が出てくるは、ゴキブリのようなものは出てくるで、監督完全に遊んでますね。ここまで行くと、グロさを越して逆に笑えてしまいます。
「いや~、お見事です!」の一言でした。よけいな前置きや説明などもなくシンプルに悪霊との戦いのみを主体にしているので常に緊迫状態ですし、カメラアングルもこの時代ならでわ技術で固定されて撮影されている所が多く怖さが引き立っています。上映時間も86分とだらけずサクッと終わるのも好印象でした。
観たかった度△鑑賞後の満足度○ 【白目と瘡蓋肌にご注意!そうなったら、あなたの愛する人に死霊が取り憑いた恐れがあります】
①アマチュア臭さは残るものの、カメラワークの工夫と効果音で一生懸命に怖さを醸し出そうとしているところは好感が持てます。
②やはり、現代のホラー映画に続くパイオニア的意味合いのある映画に違いなく、約40年前の初劇場公開時には予告のビジュアルが怖くて観に行けませんでしたもの。
③ただ、今観ると作り物感がスゴく怖いというより笑ってしまいそう。
④冒頭はおどろおどろしいというか、禍々しい雰囲気があったのに、家が死霊(Evil Dead)に通ずる雰囲気が全くなく普通のボロい家としか見えないのが残念。
外観の割には部屋が多く広いのも不自然。
⑤だが、ストーリーは途中で余計なものを入れずストレートに話の核心に進んでいって飽きさせないのは宜しいね。
⑥確かにまた観たくなる魅力あり。
創意工夫の快作
山奥のペンションを訪れた男女グループが…というベタベタなB級ホラー映画ではあるのだが、演出や撮影や音響に細やかな技巧が凝らされている。
たとえば死霊の乗り移った化け物の腕や頭をぶった斬ると間欠泉のように血が噴き出すのだが、そのときなぜか一緒に真っ白い液体が噴き出る。射精のメタファーともとれるし、化け物がこの世のものではないことの強調ともとれる。何にせよたったこれだけの工夫で作品の奥行きがグッと増している。
カメラワークもかなり凝っている。中でも面白かったのは、化け物の視点でPOV的にカメラが動作するというアイデア。カメラが化け物となって主人公たちに這い寄り、襲い掛かるのだ。これによって主人公たちが恐怖するさまを受け手はよりリアルに感じ取ることができる。化け物が木や草を薙ぎ倒しながら森の中を疾駆するシーンはけっこう怖かった。
音響も緩急のメリハリがしっかりついており、終盤の無音シーンなどは邦画ホラー的な静謐の美学さえ漂っていた。
低予算なのにスゴい!という褒め方はあんまりしたくないけれど、かくも最小の操作で最大の効果を誘発することができている映画はそうそうないんじゃないかと思う。創意工夫のよき温床として、やっぱりホラーというのはあらゆるジャンルの中でもかなり特異な地位にあるのだということを改めて認識させられた。
怖すぎるラスト!!
まさか、まさか、そこまで!!
衝撃のラストでした。
まさに「呪い」とは祓せないモノなのでしょうか!
原題は「Drag Me to Hell 」地獄へ引っ張って行く・・・的な意味!
邦題の「スペル=呪文」だそうです。
2009年(アメリカ)監督・脚本:サム・ライミ。
まさに「死霊のはらわた」のサム・ライミの回帰です。
銀行の融資係のクリスティン(アリシア・ローマン)はある日、ロマ風の老婆ガーナッシュ
(ローナ・レイヴァー)からローンの支払いの延期を頼まれて、断ります。
そのことで逆恨みしたガーナッシュは「恥をかかせた」とクリスティンに呪いをかけます。
映像が凄まじくて、「死霊館」の呪いどころではない。
叩きつけられる・・・血まみれになる・・・泥だらけで墓を掘る・・などなど。
霊媒師のアドバイスを聞いたりクリスティンは本当にできる限りの対抗策をねります。
また恋人のクレイ(ジャスティン・ロング)がお金持ちの坊ちゃんなのに考えられないほど優しい。最高の恋人です。
なのに、なのに。
思いもよらないラスト。
次作へ続くようです。
ドクターストレンジ鑑賞後にみたくなる
ドクターストレンジが非常に素敵な
サムライミだったので、関連作として久しぶりに鑑賞しなおしました。
詰め込みすぎなくらいの凝縮された五月雨式の表現。
登場人物はたった5人、シチュエーションも森と家のみ。
ストーリーは特になし。
なぜこれで、こんなに濃密なモノが作れるのだろうか。
ドクターストレンジよりも映像は濃密である。
不思議な魅力にあふれた名作。3部作を見返そうと思う。
物凄い素人映画!
私のなかでは、今でもホラー映画ベスト3に入る作品だ。
遡ること38年前 友人が興奮気味に「スゲーの見つけた」と言ってVHFを持って来たのが、劇場公開前のEVIL DEAD だった。
ぶっ飛んだ。
カメラマンがガラスに映ったままのカットもあったりと、素人臭さ丸出しの作りだったが、画面から伝わってくるエネルギーは凄まじかった。
盛り上げ方は、新人監督とは思えない上手さ。 その後の飛躍は、この一本だけで予感できた。 特殊メーキャップも粗いが、センスは一流。 実際、思いっきり怖い。
低予算でも観客を釘付けにする映画が出来ることを、完璧に証明してみせた一本だと言っていいと思う。
世界のどこかで、またサム・ライミのような頭抜けた才能が現れることを期待したい。
たまに見たくなる!
得体の知れない魔物目線のカメラワークが斬新でした。低予算であるにもかかわらずの恐怖映像と見事な音響効果。ドロドロと内臓が飛び出すシーンだとか、恐怖を煽る古いプレーヤーが動くところなどのコマ撮り手法。単純な設定ながら脚本も面白く、悪魔憑きとなったアッシュの妹シェリルをずっと地下に閉じ込めるところなどがそうだし、めずらしく女性陣が先にやられてしまうのだ。また、サム・ライミ流の遊び心も忘れておらず、恋人のリンダが悪魔に乗り移られても茶目っ気たっぷりだったり、友人スコットが襲いかかってきたときに杭を抜いて血を出すところなど・・・笑いどころもある。
乗り移った悪魔の様相は『エクソシスト』の影響があるものの、宗教くさくないことや全てスプラッターで解決させる手法はまさしく一流ホラー!終盤は血だらけです。
ピーター・ジャクソンにしろ、このサム・ライミにしろ、B級ホラー出身の監督は観客を楽しませるコツを知っていますなぁ。クレジットの編集者名にジョエル・コーエンの名前を発見できることもある意味すごいです。
低予算じゃなければエクソシスト級だった
サム・ライミ監督の事は全然知らず、しかし死霊のはらわたというタイトルは名作によく上がり知っていました。
ホラー映画はあんまり好きじゃなくたまたま行ったTSUTAYAで借りてなんとなしに見てみました。
結果的には凄く才能溢れる作品だなと感じ取れましたし後に他の人のレビューを見て知ったのですがあのスパイダーマンの映画も監督されたとの事。
私にはそっちの方が先で当時子供でしたがあまりの映画の面白さに映画が好きになったキッカケの一つだったかもしれないと思い返します。
そして私のレビューのタイトルです。低予算なのが全ての足を引っ張っている。特典映像に出演していた人の誰かが同じ様な事を言っていたと思いますが完全に同意です。
しかし製作の経緯的にも監督がホラーのジャンルを選んだ事自体が製作費が安く済むからとの事ですので仕方のない事だったのかもしれません。
レビューを書くにあたって作品名をこのアプリ上で検索するわけですが、その際に死霊のはらわたのリメイクがあるのを発見しました。レビューを拝見したところ怖いとの評判でしたのでパワーアップした怖さを怖いもの見たさでこれから見たいと思います(笑)これが本当の怖いもの見たさ。
あの森から迫る演出は強烈
山小屋に泊まるパリピな若者たちがうっかり死者の書を読んでしまい悪霊を呼んでしまう。
あの死者の書の作りは当時としては秀逸。
床下から罵詈雑言ぶっぱなすあの悪魔の顔は印象深い。
シリーズ化され時代を越えた時には衝撃だった。
改めて観ると、優秀なB級ホラー映画としての基本的な演出はしっかりしており、今初めて今作品を目にする人も当時の観客と変わり無い刺激を受けると思う。
見つけた死者の書の説明&朗読テープを嫌がる悪気満点で女子に聴かせて楽しむ悪趣味バカのスコットが存在感を見せつける(当然みんな血祭りを期待)
危険が迫り帰りたい女子シェリルを連れ、車で引き返すも橋が壊れて帰れない(ホラー映画では大事なお約束)
そもそも男女2対3と言う後々揉めそうな面子で余ったシェリルが犠牲(セクシャル面と怪物化を担当)を皮切りに、死霊に取り憑かれてアホ男子に襲いかかり血飛沫と謎の液体を吹き出して殺される女性陣。
次第に感覚が狂っていく生き残り三人と床下の死霊(笑)
アホ男子スコットは無責任に単独の脱出を試みるも敢えなく小屋に帰ってくる(出来れば痛めつけられるの見たかった)
女性キャストは死霊化して暴れまくり、笑いまくり。
男性陣はお楽しみで過ごせるはずが逆に襲われ阿鼻叫喚。
シェリルの妹リンダもアッシュに身を投げ出した後はアッシュ対シェリルでワクワクが止まらない。
何時の間にやら取り憑かれたスコット(知らん間に息を引き取るなよ)も混じってバトル。
死者の書を燃やしてエンドと思いきや、次回作に続いた展開がまさにB級でした。
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