キス・オブ・ザ・ドラゴンのレビュー・感想・評価
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アクションは激しいけど、物語のトーンは暗めで静か
アクションは激しいけど、物語のトーンは暗めで静か。台詞も少なく淡々とテンポよく進んでいく。
体の小さいジェットリーが、デカいやつをバコバコ殴り倒してくのは爽快だった。中ボスクラスとやり合ってるときのラップみたいな音楽がカッコいい。
個人的に好きな敵キャラは、ストリートファイターのガイルみたいな兄弟。最初は弱キャラ感あったのに、最後のリュウとの対戦では華麗な足技を披露して強くて驚いた。
リュウとジェシカのべたべたしすぎてない距離感が好き。アクション映画でゴリゴリの恋愛要素入れられるの好きじゃないから、これくらいが丁度いい。
カッコイイジェット・リーをみる映画
彼の魂を故郷に返す
パリ警察と中国人の化かし合い
ジェット・リーとベンソン
カンフースターとして人気のあったジェット・リーが、リュック・ベンソンと組んでパリで大暴れする。
麻薬捜査でパリにやって来たが、可愛そうな売春婦(ブリジット・フォンダ)と出会う。
ジェット・リーのキレのあるアクションが楽しめる。
リックベッソン脚本
鮮やかなカンフーに惚れ惚れ!
間違いなくジェット・リーの映画で一番面白い。
リー・リンチェイことジェット・リーと脚本リュック・ベッソンによるアクション作品。
内容としては麻薬捜査でパリに訪れたリュウことジェット・リーが地元警察にハメられて、殺人事件の犯人に仕立てあげられる。身の潔白を証明する為に、娼婦の女にギャーギャー言われながらも一網打尽にするお話。
麻薬絡みということもあり、全体的にダークでシリアスな展開ではありますがも魅せるところは魅せるのがジェットアクション。
カンフーをフルで活用しながらもカメラワークでの激しさがとても伝わり、ラスト付近での双子の敵(足使いと、腕使い)との闘いが一番の見所です。(首をへし折る瞬間は笑ってしまいましたが(笑))
ストーリーは単調だけども、これがベッソン脚本。
ジェット・リーにハマっている方は是非観ていただきたい作品です。
ジェット・リーのアクションに刮目です。
中国からフランスに派遣されてきた捜査官が、現地警察の腐敗と闘う物語。
ジェット・リー主演のカンフー映画です。
そのカンフーアクションは、流石の迫力。勿論、常人離れしているアクションですが、それでも人間ギリギリのアクションは緊迫感を強く感じ、これだけで鑑賞する価値があると思えます。
映画全体は、シリアス基調。社会の底辺で必死に暮らす売春婦を助ける展開にも、好感が持てました。
ただ、それだけに、クライマックスが少し常識離れした展開になったのには驚きと戸惑いを覚えます。もう少し抑えた設定にしても、十分にジェット・リーのアクションは凄いのですから、とても勿体なく感じました。
普通にジェット・リー
どこを切ってもベッソン印、唯一無二のバカフレンチカンフー鍼灸アクション
中国からパリにやってきた腕利きの捜査官リュウは日仏合同捜査で麻薬密売組織のソングを逮捕しようという作戦の最中に地元警察の刑事リチャードの策略でソング殺害の容疑をかけられてしまう・・・という序盤だけで誰の脚本かが判るヨーロッパ・コープ謹製のバカフレンチカンフー鍼灸アクションの傑作。
劇中に登場する通貨がフランなのでそんな昔の映画でしたっけ?と思ったら2001年の作品だったので驚きました。とはいえ個人的には「レオン』と同じくらい好きなヨーロッパ・コープ作品。しかし『レオン』が重要傑作扱いでこっちがほぼ忘れられているというのが信じられないわけですが、仲間だろうが通行人だろうが関係なく惨殺する鬼畜系刑事リチャードを演じるチェッキー・カリョのけたたましい狂気が『レオン』におけるゲイリー・オールドマンのそれと肩を並べていることをまず強調しておきたいところ。リュック・ベッソン脚本なので、お話の肝になるはずのリチャードの犯行を捉えたビデオテープが途中でどうでもよくなってるとか、ジェシカとリュウの出会いって完全に偶然ですがいくらなんでも都合よすぎだろとか、リチャードの部下達は孤児院でリュウとジェシカをわざわざ布団に潜り込んで待ち伏せする必要あったのかとか、ポンと叩くだけでアホみたいに埃が立つ頭の悪い物語ですが、リュウがカンフーだけでなく鍼灸も極めているというのが本作の個性的なところであり、ベッソンって必殺シリーズまでもちゃんと押さえているのかと今更戦慄させられます。そして何と言ってもジェット・リーの脂の乗った切れ味鋭い身のこなしが美しく、ワイヤーに頼らないオールドスタイルの格闘はとにかく流麗。後に『アルティメット』シリーズの主演を任されるシリル・ラファエリと繰り広げる凄惨な死闘はとても20年前のものとは思えない気迫が漲っています。
ちなみに本作の後しばらくしてブリジット・フォンダは人知れず引退していたようです。『ニキータ』のハリウッドリメイク『アサシン』に主演した実績をかなぐり捨てる絶妙にリアルな激安演技がとても素敵だっただけに残念です。
90分にしては長いと感じた
出だしのところはとても面白いと思った。主人公の境遇とか立場とか全然描くことなくトラブルが起こって主人公が巻き込まれて頑張らざるを得なくなっていく・・・あっという間に引き込まれてスピード感があって感心した。しかし1時間を過ぎたところあたりからは主人公にまつわる心のドラマがなさすぎて内容が淡白だと感じた。やはり何か心の問題を書かないと。事件に巻き込まれてバタバタするだけだとなかなか映画というものはもたない。この、 白人の女は趣味じゃないけども、いいところがあるし、ちょうど彼女いないし口説いちゃおうかな・・・みたいな葛藤があると面白かったと思う。警察がこんだけ無茶苦茶やっといてバレないという荒っぽい設定もちょっとなあ。
ひ・で・ぶ
ジョニーと名づけられてしまったリュウ捜査官。英語も片言、フランス語もさっぱりわからないという状態で異国文化の中に取り残されてしまう。ツボをつく針を武器に使う設定は面白い。
しかしまぁ、パリの麻薬捜査官ってのは、どうしてこうもワルばかりなんでしょうね。『レオン』での悪徳捜査官そのままです。自国で問題にならないんでしょうか(笑)。もしや、リュック・ベッソンが麻薬で捕まったことがあるとか・・・うらみがあるとしか考えられない。
途中から派手になりすぎて無茶苦茶になるけど、アクションはさすが。首に刺す針は禁じ手なのか・・・“キス・オブ・ザ・ドラゴン”という。最後に「ひ・で・ぶ」とか言えば満点にしたかもしれない・・・
う〜ん、、?
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