キス・オブ・ザ・ドラゴンのレビュー・感想・評価
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【ジェット・リーの軽やかなカンフーアクションを愛でる映画。リュック・ベッソンとの相性はどうだったかな!そして、リュック・ベッソン監督の良い所を頑張って記すの巻】
■中仏巨大麻薬密売ルートを暴くため、中国のリュウ捜査官(ジェット・リー)はパリにやってくる。だが、パリ警察の悪徳なリチャード捜査官の罠にはまり、麻薬密売人殺人の罪を着せられてしまうリュウ。
そんな中、リュウは麻薬密売人殺人現場に居ながら、偶々中座していたために助かった娼婦のジェシカ(ブリジット・フォンダ)と出会う。彼女はリチャード捜査官に娘イザベルを奪われ、陰謀に協力させられていた。
◆感想<Caution!全然、内容に触れていません!>
・個人的な意見だが、ジェット・リーは衝撃のデビュー作「少林寺」以降、カンフー映画では輝きを持っていたと思うし、作品にも恵まれていたと思う。
・だが、その後海外進出を始めた以降は、今一つ、作品に恵まれていない気がする。あ、アクションが一切ない、「海洋天堂」は好きだけどね。良い映画だもん。
・今作も、ジェット・リーのカンフーアクションは冴えているが、リュック・ベッソン監督ならではのシンプルな構成が軽さに繋がってしまっている気がするんだよなあ。
・あ、でもね。ご存じの通りリュック・ベッソン監督お得意の金髪美人の起用はバッチリなんだよね。ブリジット・フォンダ、キャラが立ってたもんな。
この監督さん、子役も含めて無名の金髪美人女優の発掘には、命掛けてるもんな!私の中ではリュック・ベッソン監督と言えば、”パツキン大魔王”と言う名が出て来る程である。
・あと、リュック・ベッソン監督のエライ所は、「ニキータ」「レオン」の代表作だけでなく、多数の映画を送り出してきた事だけでなく、稼いだお金で巨大映画製作所「ラ・シテ・デュ・シネマ」を作って、フランスで映画を作り続けている所だと思うな。
あんまり、話題にならなかったけれど、デイン・デハーン主演のSF大作「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」を観た時に”この映画、どこで撮ったのかな?”って思ったのだが、ナント全シーン「ラ・シテ・デュ・シネマ」で撮影したと知った時には、ビックリしたものである。
<今作は、ジェット・リーの軽やかなカンフーアクションを愛でる映画なのである。あんまり、レビューになってなくて申し訳ないっす!>
アクションは激しいけど、物語のトーンは暗めで静か
アクションは激しいけど、物語のトーンは暗めで静か。台詞も少なく淡々とテンポよく進んでいく。
体の小さいジェットリーが、デカいやつをバコバコ殴り倒してくのは爽快だった。中ボスクラスとやり合ってるときのラップみたいな音楽がカッコいい。
個人的に好きな敵キャラは、ストリートファイターのガイルみたいな兄弟。最初は弱キャラ感あったのに、最後のリュウとの対戦では華麗な足技を披露して強くて驚いた。
リュウとジェシカのべたべたしすぎてない距離感が好き。アクション映画でゴリゴリの恋愛要素入れられるの好きじゃないから、これくらいが丁度いい。
カッコイイジェット・リーをみる映画
彼の魂を故郷に返す
パリ警察と中国人の化かし合い
ジェット・リーとベンソン
カンフースターとして人気のあったジェット・リーが、リュック・ベンソンと組んでパリで大暴れする。
麻薬捜査でパリにやって来たが、可愛そうな売春婦(ブリジット・フォンダ)と出会う。
ジェット・リーのキレのあるアクションが楽しめる。
リックベッソン脚本
鮮やかなカンフーに惚れ惚れ!
間違いなくジェット・リーの映画で一番面白い。
リー・リンチェイことジェット・リーと脚本リュック・ベッソンによるアクション作品。
内容としては麻薬捜査でパリに訪れたリュウことジェット・リーが地元警察にハメられて、殺人事件の犯人に仕立てあげられる。身の潔白を証明する為に、娼婦の女にギャーギャー言われながらも一網打尽にするお話。
麻薬絡みということもあり、全体的にダークでシリアスな展開ではありますがも魅せるところは魅せるのがジェットアクション。
カンフーをフルで活用しながらもカメラワークでの激しさがとても伝わり、ラスト付近での双子の敵(足使いと、腕使い)との闘いが一番の見所です。(首をへし折る瞬間は笑ってしまいましたが(笑))
ストーリーは単調だけども、これがベッソン脚本。
ジェット・リーにハマっている方は是非観ていただきたい作品です。
ジェット・リーのアクションに刮目です。
中国からフランスに派遣されてきた捜査官が、現地警察の腐敗と闘う物語。
ジェット・リー主演のカンフー映画です。
そのカンフーアクションは、流石の迫力。勿論、常人離れしているアクションですが、それでも人間ギリギリのアクションは緊迫感を強く感じ、これだけで鑑賞する価値があると思えます。
映画全体は、シリアス基調。社会の底辺で必死に暮らす売春婦を助ける展開にも、好感が持てました。
ただ、それだけに、クライマックスが少し常識離れした展開になったのには驚きと戸惑いを覚えます。もう少し抑えた設定にしても、十分にジェット・リーのアクションは凄いのですから、とても勿体なく感じました。
普通にジェット・リー
どこを切ってもベッソン印、唯一無二のバカフレンチカンフー鍼灸アクション
中国からパリにやってきた腕利きの捜査官リュウは日仏合同捜査で麻薬密売組織のソングを逮捕しようという作戦の最中に地元警察の刑事リチャードの策略でソング殺害の容疑をかけられてしまう・・・という序盤だけで誰の脚本かが判るヨーロッパ・コープ謹製のバカフレンチカンフー鍼灸アクションの傑作。
劇中に登場する通貨がフランなのでそんな昔の映画でしたっけ?と思ったら2001年の作品だったので驚きました。とはいえ個人的には「レオン』と同じくらい好きなヨーロッパ・コープ作品。しかし『レオン』が重要傑作扱いでこっちがほぼ忘れられているというのが信じられないわけですが、仲間だろうが通行人だろうが関係なく惨殺する鬼畜系刑事リチャードを演じるチェッキー・カリョのけたたましい狂気が『レオン』におけるゲイリー・オールドマンのそれと肩を並べていることをまず強調しておきたいところ。リュック・ベッソン脚本なので、お話の肝になるはずのリチャードの犯行を捉えたビデオテープが途中でどうでもよくなってるとか、ジェシカとリュウの出会いって完全に偶然ですがいくらなんでも都合よすぎだろとか、リチャードの部下達は孤児院でリュウとジェシカをわざわざ布団に潜り込んで待ち伏せする必要あったのかとか、ポンと叩くだけでアホみたいに埃が立つ頭の悪い物語ですが、リュウがカンフーだけでなく鍼灸も極めているというのが本作の個性的なところであり、ベッソンって必殺シリーズまでもちゃんと押さえているのかと今更戦慄させられます。そして何と言ってもジェット・リーの脂の乗った切れ味鋭い身のこなしが美しく、ワイヤーに頼らないオールドスタイルの格闘はとにかく流麗。後に『アルティメット』シリーズの主演を任されるシリル・ラファエリと繰り広げる凄惨な死闘はとても20年前のものとは思えない気迫が漲っています。
ちなみに本作の後しばらくしてブリジット・フォンダは人知れず引退していたようです。『ニキータ』のハリウッドリメイク『アサシン』に主演した実績をかなぐり捨てる絶妙にリアルな激安演技がとても素敵だっただけに残念です。
90分にしては長いと感じた
出だしのところはとても面白いと思った。主人公の境遇とか立場とか全然描くことなくトラブルが起こって主人公が巻き込まれて頑張らざるを得なくなっていく・・・あっという間に引き込まれてスピード感があって感心した。しかし1時間を過ぎたところあたりからは主人公にまつわる心のドラマがなさすぎて内容が淡白だと感じた。やはり何か心の問題を書かないと。事件に巻き込まれてバタバタするだけだとなかなか映画というものはもたない。この、 白人の女は趣味じゃないけども、いいところがあるし、ちょうど彼女いないし口説いちゃおうかな・・・みたいな葛藤があると面白かったと思う。警察がこんだけ無茶苦茶やっといてバレないという荒っぽい設定もちょっとなあ。
ひ・で・ぶ
ジョニーと名づけられてしまったリュウ捜査官。英語も片言、フランス語もさっぱりわからないという状態で異国文化の中に取り残されてしまう。ツボをつく針を武器に使う設定は面白い。
しかしまぁ、パリの麻薬捜査官ってのは、どうしてこうもワルばかりなんでしょうね。『レオン』での悪徳捜査官そのままです。自国で問題にならないんでしょうか(笑)。もしや、リュック・ベッソンが麻薬で捕まったことがあるとか・・・うらみがあるとしか考えられない。
途中から派手になりすぎて無茶苦茶になるけど、アクションはさすが。首に刺す針は禁じ手なのか・・・“キス・オブ・ザ・ドラゴン”という。最後に「ひ・で・ぶ」とか言えば満点にしたかもしれない・・・
う〜ん、、?
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