「韓国映画の王道ストーリー!という感想が第一印象。」私の頭の中の消しゴム ノリさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国映画の王道ストーリー!という感想が第一印象。
まずタイトルが覚えずらい印象がありますねぇ。
「私の中の」と何度言った事か・・・
元々、ソン・イェジンが好きなため「いつか必ず観るだろう」と思っていた
作品です。劇場公開時もかなり迷いましたが観るタイミングがなかったのか
気力を失っていたのか、逃していました。
韓国映画の王道ストーリー!という感想が第一印象。
といっても決して悪い意味ではないです。
面白い映画というよりは考えさせられる映画でした。
「自分の周りでは起こってほしくない。」
「自分の周りで起こらないように何かをしないと。」
と思いながら観てました。
チョン・ウソンのキャラはちょっと非現実的なぐらいにクールで
そして内に秘める熱さを感じました。カッコいい人なんだがカッコよすぎ
です。見た目は福山雅治に似てる印象もちょっとありました。
ソン・イェジンは最初のケバい化粧を見た時、気づかないぐらい。
化粧ってやっぱ変わるね・・・。
個人的には「清楚な印象のソン・イェジンが好きだ。」と思ってたらすぐに
ナチュラルメイクに・・。
消しゴムが発覚してからは展開がすごく速くあっという間にラストまで。
今まで人に感情移入しなかったチョルスがスジンとの出逢いで大きく変わり
「俺が全てを引き受ける!」とまで言うように。この変化すごく好きです。
こんな事を本気で言える人なんてそうそう出会えない。でも出会えたからこそ
言えた。だからこそ過剰なまでに守ろうとする。
「やりすぎだろう・・・」と思うシーンがストーリーのワンシーンでもありましたが
それも守ろうとした結果なんだと思う。
チョルスは「精神的な死」に近づくスジンと接することでたくさん傷を負うが
気丈に振る舞い守り続けていた。
せつなすぎます。
計り知れない感情が湧いてくるだろう。
逃げ出してしまいたくなるだろう、でも逃げなかった。
スジンがその後、別の決断をしたのはチョルスを想ってのこと。
両者がお互い精一杯思いやって行動した結果だった。
手紙を残して出て行ったシーンは文章では誰もが泣けますね。
コンビニのシーンは出来すぎな印象がありましたが
良い終わり方をしたと思います。
個人的にはもっと後の話まで観たかったと感じましたが
あの状態でキレイに終わったのが良かったんですね。
ただ観終わっても涙は流れませんでした。それは自分に置き換えて
考えてたからかもしれません。
もう1度観てみたいと思える映画だったのは
やっぱり良い映画であるという1つの要因かと思います。