「正直に生きる男」隠し剣 鬼の爪 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
正直に生きる男
クリックして本文を読む
「たそがれ清兵衛」とよく似ています。俳優も一部被っています。
違いと言えば、ヒロインのほうが格下の身分で、新しい価値観の広まりとそれに抵抗する古い体制の対立が、若侍vs老侍、江戸vs田舎、倒幕(謀反)vs幕府という構図でより明確に描かれています。主人公宗蔵も、頭では銃や西洋式軍隊を受け入れつつも、やはり心は侍、刀で死ぬべきといった考えでしょうか。
宗蔵は恐らく初恋の?きよ一途、旧友とその妻の分まで仇を討つという、筋の通った信念の持ち主で、好感を持ちました。女性のために活躍する姿が素敵(≧∀≦)。悪徳家老もやっつけてくれて勧善懲悪でスッキリしますが、果し合いは清兵衛の方が見応えありました。鬼の爪はここぞという時にしか使えないんでしょうね。死因がバレてしまうから。
コメントする