「怪獣映画としては良く出来ている。でも恐竜映画としては全くデタラメ。」ジュラシック・パークIII もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
怪獣映画としては良く出来ている。でも恐竜映画としては全くデタラメ。
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①2020.03.31. 再鑑賞(2回目)②映画としては御大スピルバーグの前作・前々作(特に「ロスト・ワールド」は酷かった)より良く出来ているくらい。先ず尺が短いのが良い。直ぐ本題に入って恐竜が出てきて暴れるし、普通途中でよく入ってくるごちゃごちゃした人間のドラマも最小限に抑えられている。③話もマイケル・クライトンの原作から全く離れている訳ではなく、前作・前々作で削られていた部分を取り入れている。『ジュラシック・パーク』(原作)からは翼竜ドームのところ、『ロスト・ワールド』(原作)からは卵を若い助手が卵を盗むところ。④しかし、恐竜映画としては全くデタラメである。「ジュラシック・パーク」「ジュラシック・ワールド」シリーズに出てくる恐竜像自体が既に現在の恐竜学からは時代遅れになっているので揚げ足を取るのも今更ながら、1.スピノサウルスは魚食恐竜で人間を喰うとは思えないし、図体はデカイが歯は頑丈ではないので、とてもではないがティラノサウルスの首をへし折れる筈がない。2.ラプトルは現在では羽でモフモフであったことが定説になっている。マイケル・クライトンが原作を書いた時はそこまで恐竜学が進んでいなかったので、復元像は仕方ないとしてヴェラキラプトルはあんなに大きくない。3.プテラノドンは体重が30kgくらいしかなくて、とても人間を掴んで飛べるない。等々…
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