「湾岸戦争が原因で記憶障害」ジャケット kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
湾岸戦争が原因で記憶障害
湾岸戦争の映像。「少年だから撃つな」と近寄ると、少年により頭部を撃たれる・・・いきなりの衝撃映像。「最初に死んだのは1991年だった」というナレーションが意味深。
ヒッチハイクでは認識票をジャッキーという少女に渡すことだけが記憶に残っていたジャック(ブロディ)。気がついたら2007年になっていて、ジャッキー(ナイトレイ)と再会するが、ジャック・スタークスは1993年に死んでるはずだと言う。
1992年の精神病院で拘束衣を着せられ、死体安置所の引き出しに入れられる恐怖。その治療法が死んだ原因だったが、3時間引き出しに入れられているジャックはやがて15年の時を行ったり来たりできるようになってしまう。
映像から感じられるモノはサイコ・サスペンスなのだが、終わってプロットを思い出すと、実はタイムパラドクスのSFだった!といった感じ。自分の墓を見たり、ジャッキーの母親に会ったりと矛盾は多いが、生きようとする心、医師側の治療ミスを無かったものにしようとするあたり、前向きな作品かもしれない。
子役はキーラ・ナイトレイに似ているのでビックリ。死に至らせた医師はクリス・クリストファーソン。ジェニファー・ジェイソン・リーの女医さんも似合ってる。患者であるダニエル・クレイグがかなりヘタレ・・・とてもジェームズ・ボンドを演じたとは思えないくらいだった・・・
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