劇場公開日 2006年12月16日

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「1976年度版の同窓会的な作品」犬神家の一族 菜野 灯里 (ナノ アカリ)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.01976年度版の同窓会的な作品

2020年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

リメイク版であるが、これは30年前のオリジナル版を超えようという感じではなく、同窓会的な懐かしみで作ったんだと思う。二番煎じはそもそもあまり期待していないので、やっぱりこんな感じになるかなと思った。

脚本とカットがほぼ同じであることがその表れと思う。画面がクリアになった分、当時の色合いは薄れたことはあるが、回想シーンや風景のシーンはとてもきれいに上がっているし、オリジナル版とのちょっとしたカットの違いもたのしめる。

役者や画質のマッチングは1970年代だからこそ撮れたものであるし、この物語のマッチングでは1976年のものが随一でしょう。

菜野 灯