「待ちの輝きと子供たちの笑顔」イン・アメリカ 三つの小さな願いごと αさんの映画レビュー(感想・評価)
待ちの輝きと子供たちの笑顔
ニューヨークは夢の街とばかりに、子供だちの目から見る不思議にキラキラと輝くNYがファンタジーのような美しさもあって素敵。
幼い弟の死が暗く影を引いているなかで、この魔法のような街の輝きが希望を予感させた。クリスティの冷静で芯のしっかりしたお姉さんぶりと、元気に突っ走る妹アリエルの笑顔もいい。そして訪れる家族の試練の時、それまで抑えていたクリスティが思いを吐露するシーンにはグッとくるものがあった。それまで常に冷静であったがゆえに。
劇中に出てくる『E.T.』の使われ方も上手いし(ラストに繋がってくるとは!)、つらいことがあっても、最後は家族というものの温かさを伝えてくれる、心温まる一本。
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