“アイデンティティー”のレビュー・感想・評価
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伏線いっぱいあったのに最後まで見抜けなかった
モーテル内の殺人だけでも面白いのに、全員が同一人物だと知ってからも面白い。
さらに、爽やかなエンディングかと思わせてからの、最後の真犯人登場のどんでん返しにやられる。一度に3度楽しめる作品。
誕生日や出身地など伏線あったのに、同一人物だと見抜けなかった。子供が殺すわけないという先入観から、真犯人も全く予想できず。最後の殺害シーンでの子供の表情が怖い。
大人数かつ解離性同一障害という難しいテーマを扱ってるにも関わらず、90分でキレイにまとまってるのもGOOD!
トラウマ地雷映画。
残り40分 犯人分かった。
また、また、ヴァン・ダイン二十法則の第四条か?ふむふむなるほど。まさかの!ヴァン・ダインどころではなく。
基本的に正解であってもね。
この映画はもはや、感情をどこへ置いて良いのやら。
犯人は分かったが、これはミステリーを冒涜するだけでなく、映画倫理にも反している。
【”売春婦に置いてきぼりにされた男の子・・。”クローズド・サークル内での殺人・・”と見せかけた、優れたる脚本と作品設定に見事にヤラレタ作品。】
■嵐の夜、人里離れた一軒のモーテルに閉じ込められた男女11人。
一人、また一人と惨殺されていき、恐怖と疑念が蠢く。
一方、ある一室では死刑を直前に控えた殺人鬼の再審理が行われていた。
二つの事件が一つにつながった時、驚愕の真実が明らかになる。
◆感想<Caution! 内容に触れていると思います。>
■今作は、何を書いてもネタバレになる気がするので、優れたる点を幾つか記載する。
・嵐の夜、人里離れた一軒のモーテルと、”ある一室”に集った人々の何の関係性もないと思われる二つの場面設定を、殺人鬼マルコムの持つ”解離性同一性障害”をキーにして、結びつけている点。
・男女11人の生年月日が皆、同じで夫々の名前にはアメリカ各州の名称が刻み込まれている事。
ー 勘の良い人は”あれ?、もしかしたら・・。”と気付くかもしれない。
・次々に殺害されて行く男女の脇には、モーテル各室のキーが置かれている。
ー 10号室、9号室・・。最後に残ったのは何号室だったか。そこに泊まっていたのは、誰であったか。
・殺人鬼マルコムが死刑から、”ある一室”に集った人々により減刑された理由。
ー だが、新たに彼の中に現れた恐るべき殺人鬼・・。-
<今作は、ラストの恐ろしさと共に、良くこの優れたる脚本を書いたな!と思わされたサイコサスペンススリラーの逸品である。>
全く予想がつかなかった
死刑囚とどんな関わりがあるのか全く予想できず、なんとなく読めてきたぞ、と思って犯人を予想して、合ってたなぁーと思ったら間違えてて、、、
とんでもないな。終わり方もいい感じ。
しかしエドには生き残って欲しかったなぁ。
TikTokか何かで,どんでん返し的な作品として紹介されていたので...
TikTokか何かで,どんでん返し的な作品として紹介されていたので観てみた。そういう姿勢で観てしまったからか途中で作品が描こうとしている事が予想できてしまい、あまり大きな驚きは無かったのだが最後の最後の展開は読めなかった。
人格内での人格の淘汰を現実世界のように表現してあって、生年月日が同...
人格内での人格の淘汰を現実世界のように表現してあって、生年月日が同じという所まで、同じ人間で違う人格、つまり精神世界と分からなかった。
護送中の警官を襲う囚人(の人格)にしても、背中の血痕や警官らしからぬ行動をちらほらと散りばめて、あたかも現実のように表現してたわけだし。
ここら辺は斬新。
しかし、欧米の多重人格者(人格)への特別な配慮には、個人的に甚だ懐疑的。
罪を犯した人格と善良な人格が混じりっけない「別物」だとなぜ言えるのか。
治療などによって表面上悪辣な人格が消えたとしても、また新しい悪(の人格)が生まれるだけではないか。多重人格と言えど、もともとその人に備わった一部のはず。
都合の悪い時だけ、切り離してるんじゃねえの。と。
それにしても、最後の最後でのどんでん返しがなければ、もう少し高く評価したのだが。
奇をてらい過ぎてつまらなくしてしまった。
これじゃあ、ただ治療を失敗しただけ、になるんやろうな。
面白い!
途中でタイトルのせいで汚い脳内ポイズンベリーだと言うことが解るけど、それをおしても面白い!エドが自分のことを人殺しだと思ってるから死ぬ気でパリスを守ったり、幼少期に虐待を受けていた子供が普通に殺人鬼ですよというのが…何か…凄いな…。パリスが生き残ってたら三十路お姉さんの中身のスキンヘッドおじさんになって終わってたらどんな顔をしていいか解らなかったので…安心のエンド…??は〜おもろい映画だった!
秀逸な脚本
「どんでん返しのあるおすすめ映画」で検索するとよく出てくるこの映画。
気になりつつ大雨の中モーテルに集まった11人が惨殺されていくというあらすじ、PG12付き、グロテスクそうで気になってから見るまで時間を要しましたが。見る価値は十分にありました。
暗い画面に殺風景なモーテル、自分のことしか考えてないような人達に寒々しい気分になり、これで惨殺が起きるなんてとても見てられないな!と思いながら「どんでん返しがあるはす」と見続けました。
孤立した場所に集まった人達が1人ずつ謎の死を遂げるのはアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を思い出します。実際原作はアガサ・クリスティになってますね。
途中「何これまさかホラー?」「まさかの夢オチじゃないよね」と心配になりましたが違っててよかった。
「世にも奇妙な物語」をさらに豪華にした感じでしょうか。予想を越えるどんでん返しでした。
ラスト近く何だか切なくなり涙が出てたのに、まさかさらにどんでん返しがあるなんて!!すごく面白かったです。
脳を破壊する結末・・・
これはオチが読めませんでした(笑) 別の場所で行われている死刑囚の再審理はどう繋がるんだと思いきや、モーテルの出来事は死刑囚の頭の中の出来事だったとは! 全部死刑囚の人格だったとは! よく考えましたね~! 当時この映画の試写会で、一旦上映を止めて犯人を考える時間を設けたなんて聞いたことがあります(笑)
面白いけどちょっと怖い
面白いミステリー映画が観たくてネット検索したらランキングに入ってたのがこの映画だった。まず推理小説みたいな設定に惹かれた。大雨でモーテルに足止めされて次々に殺されていくお話。犯人は誰なのかドキドキしながら観賞出来たのがとても良かった。
でもちょっと怖かったな。出るよ出るよーって音楽かかって本当に出るから指の隙間から観ちゃう。
何人も殺されてあれ?犯人はお化け?それとも夢の話かと思ってしまったので騙された。
本当にちゃんと犯人がいた設定の方が好きだけどこれはこれで面白かった。
最後の最後まで楽しませてくれた。
ちょっと怖いのと犯人の設定が好みではなかったので☆は4だけどストーリーは面白かった!
シャッターアイランドよりは全然面白い!あれは期待し過ぎて観たからかもしれないなあ。
スティーブンキングの映画の雰囲気漂ってないですか? 呪われた土地、...
スティーブンキングの映画の雰囲気漂ってないですか?
呪われた土地、とかモーテルとか永遠に繰り返す、、タイプかと中盤まで思ってみてました。
で、どんでん返し。
でもこれ、1番初めのシーンをじっくりみてるとそれっぽいこと言ってるんですよね。
最後に全部繋がると、あー!って。
この映画は少しでも語ればネタバレとなる
「解離性同一性障害」について知っていればまだしも、物語の意味が分かってもどこからどこまでが現実で、脳内の世界がどう繋がっているのか理解するには何度か観ないと難しいかも。
それほどの衝撃かつ複雑な結末が待っている。なかなか観後感がモヤモヤする作品だが構成に唸るのは間違いなし。
気持ちよく騙された
途中まではハラハラ・ドキドキで、犯人当てに夢中になってしまった。しかし、平凡な推理サスペンスものでしか犯人を当てられない自分には、こうした構成自体にトリックがあるとは気づかなかった。
また、ミスリードさせる伏線にも恐れ入りました。しかも犯人当てのミスリードなんてさほど重要じゃなくて、映画のジャンルをミスリードしているような・・・こんな伏線は初めてだ!途中、オカルトへとジャンル変更するかと思ってしまった(笑)とにかく、気持ちよく騙されたという第一印象です。
ストーリーに入り込めば驚きも大きい
私はこの作品についての一切を知らない状態で先読みもしないで只々、映像を目で追っていきました。そして、後に来るどんでん返しに驚きました。それまでのストーリーの流れはとても自然でギリギリまで気づかない程でした。地球の裏側で起きてそうな、何の繋がりもないような二つのストーリーが後に繋がった時の驚きはとてつもなく、どんでん返しという形でストーリーに影響を与えたのだと思います。
モーテルにて起きた殺人事件自体、何が起こるか予測がつかず、緊張感の作り方も良かったです。
映画全体的な内容は解離性同一性障害(多重人格障害)をテーマにしていて、それをテーマにすることで生まれる良し味を最大限に生かしきれている映画だと感じました。
一人の人間の中で分裂した人格のそれぞれがその中にいるという自覚を持っていなかった。しかし、彼らは個々のアイデンティティを持っていたと考えられる。彼らの存在は紛れも無い事実であるが、彼らは人格に過ぎず、社会的には一人として扱われてしまう。この作品ではそれを訴えているように捉えました。
2段オチの秀作
あーそうだよねー、忘れてたわ。
って思った。
まあ、こういうオチなので、なんとでもなるんですが、
こういうオチに上手くできるように
しっかり作られてました。
1つのどんでん返しと、
もう1つのどんでん返しみたいな感じ。
終始、B級映画の香りが漂いつつ、
いつ「あー、だめだこりゃ」と思うかと思いきや、
最後まで面白かったですね。
個人的には、
夢オチに近い類いなのはちょっと残念。
11人の殺人劇が面白かったので、
彼の頭の中の話ではなく、
現実のこととして成り立って欲しかった。
でも、それを差し引いても面白かったです。
誰にも見抜けないどんでん返し!
借りて見てみました!最初 (-.-) 中盤 (゚_゚犯人誰だ~ ラスト (゚o゚)ヤラレタ~みたいな感じで見てました(^_^;)ラストは、恐ろしく面白かったです!
僕は、モーテルの支配人のラリーと警察のロードが怪しい(;¬_¬)と思って見てたんですけど最後は、おもいっきりヤラレマシタワwまあどんでん返し好きの人にオススメします!
ラストに衝撃!!
途中まで考えていたことがラストで一気にひっくり返された!
ディカプリオ主演の「シャッターアイランド」に似ていたのが印象的だった。
サスペンス映画の中では面白い方だったと思うが、残念だという人も大勢いると思う。
前半のサイコスリラーな感じの話では、犯人は?どうやって?と考えていたが、後半になると話の構造自体変わってしまうものなので、ずっと考えていたことがムダになってしまい、そこは残念でならなかった……
まぁこういう作品もあってもいいだろうと思うが…
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