劇場公開日 2003年12月20日

「そもそも何がサクセスなのか」アイデン&ティティ グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0そもそも何がサクセスなのか

2012年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

ロックの神様が、貧乏ミュージシャンの僕の部屋にやってきた、ボブ・ディランの姿で…。
みうらじゅんのコミック原作、田口トモロヲ初監督・2003年作品です。

ロック青年・中島とバンド仲間の、えらく現実的な青春に、超現実的なロックの神様が普通に存在する、なんか不思議な話です。
中島の彼女も不思議な存在。形而上的観念的彼女って感じですが、麻生久美子が演じると、ちゃんと実体化してました、スゴい。

都会に出たり戻ってきたりしながら音楽を続ける知人を、つい重ねて見ていました。サクセスは勝ち取りたい、でも、そもそも何がサクセスか。

主演の峯田和伸、生々しさが良いです。歌うとまた、ちょっとクラクラっときます、さすがミュージシャン。
バンドメンバーを始め、キャスティングに隅々まで凝ってて楽しかったです。

グッドラック