「自分も似た病気なので見てみました」I am Sam アイ・アム・サム るいさんの映画レビュー(感想・評価)
自分も似た病気なので見てみました
私は手帳1級の重度の発達障害です。
子供と二人暮しで育てています。
主人公と同じ病気ではないですがかなり似ています。
状況が近いように感じたのでみてみました。
うまく言葉を使うのが苦手なので読みにくいかもしれません。
感想にならないかもしれませんが、なるべく頑張ります。障害をもった人から見た感想があまりないように感じたので。
この映画は、どの立場の人も子供をとてもよく考えているのだなと感じました。
だから、なぜか主人公と娘を離そうとする側は悪者扱いみたいな演出ですが。そんな悪い事は言ってないと思いました。
とても偏見が強い言い方だったのは、さすがに、気分が悪くなりましたが。
偏見が強すぎるのは悲しいです、が、現実はほんとに、障害をもつ人間に対して理解する気もなく偏見だけを沢山ぶつけて話す人は沢山いるので。ある意味リアルだなぁと(笑)
最初のオムツ等を買うシーンで世界がぐるぐる回ったような、沢山の情報の中からじぶんの求めているものを買う所、まるでいつもの買い物を思い出しました。
自分の視点を映像化されたみたいで、すごく驚きました。話とは関係ないんですけどね。
障害者=純粋
では無いと思っています。サムの全てが良いとも思ってはいません。周りの援助が必要であるのも当然だと思います。
二人きりで生活をする、というエンドであれば私は複雑な気分になっていると思います。金銭的な事とか、色々破綻すると思いますし。何より子供の将来が心配過ぎます。
僕は僕のような父になりたいという場面は、
とても共感しました。
自分よりも子供の方が賢い部分が沢山あっても、愛情の大きさは同じです。
障害があってもなくても子供を思う気持ちは同じだと思います。
子どものために、というのは難しい問題ですが、
必ずしも、引き離す事が正解とはいえないとか、両親が揃ってなければいけない訳でも無いことや、健常者でなければいけない訳でも無い事、
本当の意味で公平な目で
実際の現状と、親子関係、障害の状態などをしっかり把握した上で話し合いをし、決めるべき事だということが、
健常者の方にも伝わるといいなぁと観ていて感じました。少しでも偏見が減る社会になってくれると嬉しいですね。