シャイニングのレビュー・感想・評価
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ジャック・ニコルソンよりも・・・
正直内容は微妙だけど観て損はない
輝きながら…
こちらのレビュアーさんから教えてもらって、午前十時の映画祭で再度見た。
やはり映画館は音響がいいので、家のテレビで見るよりも怖かった。(CMもないし)
あの甲高い音が、迫ってくる〜。恐怖〜。
全部はわからなかったけど、追加されたシーンもあり、144分堪能した。
本当に一部の隙もない、完璧な作品。
当初は星4にしたけど、映画館で見て5にアップ。
2021.7.23追記。京成ローザにて。
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ホラーが苦手だけど、後世にかなり影響を与えたみたいなので、「レディ・プレイヤー1」放送の時の録画を見てみた。
夜寝れないくらい怖いのかと思ったら、そこまでではなかった。強烈に脳内に刻まれるシーンがたくさんあり、それが怖いよりきれいと感じた。237号室の内装もすごい素敵。ホテルのバーも豪華。絵面がおしゃれ!
設定は序盤で簡単に説明されるけど、起きていることの理由は触れない。この映画はカテゴリー上ホラーかもしれないが、怖がらせようと作ってない感じがする。もちろんニコルソンの鬼気迫る顔や、恐怖に震えるデュバルや、あおるポイントはあるけれど。構図やカメラワーク、ライティングの方が、監督にとっては重要なのかもしれない。
このホテルは冬になると人間を食う生き物で、管理人だけでなく今までたくさんの人が取り込まれているのではないか。食われた人達は仲間になって、また次の仲間を増やしていくのかもしれない。
ダニーくんの特殊能力、なんで「シャイニング」なんだろう。シャイン=輝く、でしょ。この意味はスティーブン・キングの原作を読まないとわからないかな。なにしろ原作を逸脱した映画らしいし。同じ能力を持つはずのハロラン、せっかく助けに行ったのにあっけなく殺されてしまい、かわいそう。ちょっと能力ある割に無防備すぎたよ。
疑問点は多々あるも、傑作ホラー
「レディプレイヤーワン」を見た影響で、久しぶりに鑑賞。
前半の緊張感はハンパない。
「何か」が出てくるかな、いつ出てくるかな、って思いながらみるのが楽しい。
でも、実際その「何か」が出てくると、「熱」が冷めちゃう。前半の緊張感が後半まで持続しないんだよね。
あとは、ラストがあっさりし過ぎでは。
迷路で凍死するって‥拍子抜けだなあ。
あと、原作者のSキングが本作を嫌っている理由も、やっぱり納得。
それは「Jニコルソンは最初からイカれてる」ということ。
映画という「時間の制約・尺」があるとはいえ、原作の「ホテルの影響でイカれていく」という描写、というか作品の根幹を無視して、最初っからイカれている、のはどうなんだろ???
そういう疑問点はありつつも、ホラー映画の傑作であることは間違いない。
ゆっくり寄っていくカメラワークが秀逸!
怖い、怖い、怖い!!!
怖いっす。
自分は劇場で観たんですが、観終わった時に初めて、自分が膝を抱えて観ていたことに気づいた、曰く付きの作品です。
あ〜、今思い出しても、怖い。
お化け屋敷的な、突然出てきてビックリみたいなことじゃなく。突然出てくるものはあるけど、三輪車に乗った子どもとか、双子の少女とか、普段見かけたら、決してビックリしたりしない、ごく普通のものばかり。
それなのに、怖い。もう、最初から誘導されちゃってるから、見るものみな怖くなっちゃってる、そんな感じ。
ニコルソンさん、怖い。目が座っていると、普通の顔でも怖いって、もうわかったから勘弁して、って感じで怖い。「怖い」って言ってるのに、目が座ったまま、ニヤリと笑うから、余計怖い。
なんて感じで、静かに、徐々に、怖いに追い詰められていく。あ〜、怖い。
何度も見てるはずなのに怖っ。ていうか、あの有名なシーンが衝撃的すぎ...
言わずと知れた、オマージュやパロディの原作の宝庫 あのジャックがド...
出張先の宿が、あの番号の部屋だったらどうしよう…
怪演・ニコルソン
もうすぐ自粛規制が解除になるのを楽しみに、ホラームービーの名作を、Huluで再鑑賞。最初に観たのは、自分が大学生だった頃…。40年も経つのに、一気に、あの時の恐怖に引き込まれます。
原作者のスティーブン・キングが、原作に忠実でないことに対して、監督のスタンリー・キューブリックを批判したという曰付きの一本。先日、本作の40年後のダニーを主人公に、あの忌まわしきホテルを舞台に公開されたのも記憶に新しいところ。
本作の魅力は、なんと言っても、ニコルソンのあの怪演、奇演。薄気味悪い笑顔の中に潜む鬼畜としての闇。他の誰にも真似できないし、本作の代名詞となった、斧で扉を破るシーンは、映画史に刻まれる名場面。素顔でもジョーカーがそのまま務まるんじゃないか、と思うほど…。(笑)
また、恐怖がそのまま顔に現れた不思議な顔立ちの妻役・シェリー・デュヴァルと、シェリーとは真逆に、淡々と恐怖を演じる子役のダニーの、対照的なキャラクター設定も、ミステリアスな効果を生んでいます。
それに、なんと言っても、あのバイオリンによる『キン、キン、キン…』という効果音が、観る人に、より一層の怖さを与え、その後のホラームービーにも、大きな影響を与えたと思います。
そして、舞台となるホテルでの色彩や展開、その中にエロチシズムさえ盛り込む演出は、映像の魔術師と言われる、キューブリックならではと感じます。
原作度外視の名作
ジャックを狂わせたのは一体なんなのか
ホラーとしては充分すぎるほどスリリング。
キューブリックの長いカットと低視点カメラがこれでもかというほどホラーというジャンルとマッチしている。
この作品がホラー映画のカメラワークと音楽の革命を起こしたことは、明らかだ。
さて、作品にはホテルの孤立感によって狂っていくという設定になっているが実は違うと思う。
以下考察
ジャックを狂わせたのは小説をいつまでも書けない「自分への自己嫌悪」と、そんな自分をいつまでも優しくしてくれる妻への苛立ち(実は鞭を打って欲しかったと思う)。なによりジャックがサイコパスであることは確実だ。サイコパスが子育てできるのか?子育てのストレス。そして閉塞感。これが原因なのかな?と感じた。
もっともホテルに1番問題あると思うけど
40年経っても溶けない冷たい個性が印象的な名作かつ問題作
冬の間閉鎖されるオーバールックホテルで閉鎖中のメンテナンスを行う管理人の職を得た小説家志望のジャックは妻ウェンディと息子ダニーを連れてホテルにやってくる。支配人からは過去に管理人が一家惨殺を起こしたことを知らされるも、誰も訪問者がない静かな環境は執筆活動に好都合と意に介さないジャック、ジャックの傍若無人さに逆らえない従順なウェンディ、そして不思議な霊能力を持つ内気な少年ダニーは広々としたホテルでの生活を楽しんでいたが、やがてじわじわと忍び寄る怪奇現象に翻弄されることになる。
上映当時はホラー映画が苦手だったので40年も未見のままでしたが、今の感覚で観るといわゆるホラー映画とは一味も二味も違う特殊な作品。冒頭のゆらゆら漂うような空撮から漂う禍々しい雰囲気、不吉さを増幅する夥しいシンメトリー。『2001年宇宙の旅』のように一切のナラティブな表現を排しているので特殊能力シャイニングもぼんやりとしていてとにかく薄気味悪い。様々な映画でオマージュが捧げられているのを浴びるほど観てきたので残念ながら大きなサプライズは感じませんでしたが、それでもジャックが一心不乱にタイプライターで打った文字には背筋がぞっとする狂気がくっきりと浮かび上がっていて、さすがは映画史上に残る傑作だと実感するとともに、原作者のキングが本作を毛嫌いした理由もなんとなく腑に落ちました。これで準備が整ったので早く『ドクター・スリープ』が観たいです。
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