劇場公開日 1980年12月23日

「シェリー・デュバルさんを偲んで」シャイニング 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0シェリー・デュバルさんを偲んで

2024年7月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

シェリー・デュバルさん
2024年7月11日糖尿病の合併症により睡眠中にテキサス州の自宅にて75歳で他界

過去数回鑑賞

「REDRUM!REDRUM!」
逆さに読むと「MURDER」

地元の会社経営者のお宅に用事がありリビングに招かれたが真っ赤なソファーがテーブルの四方のうち三方を囲っていた
キューブリック監督作品を連想し落ち着かなかった

監督と脚本は『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『バリー・リンドン』『フルメタル・ジャケット』『アイズ ワイド シャット』のスタンリー・キューブリック

舞台はコロラド州の人里離れた山のホテル
豪雪で冬は閉ざされ休業期間の管理を任せられたジャックと妻子
作家志望のジャックは執筆活動に専念するため静かな環境はもってこい
だがそのホテルは過去に管理人が頭がおかしくなり家族を殺害し自殺した現場
ホテルが立っている場所は元々先住民の墓地だった

ジャック・ニコルソンのジャックと邪悪をかけたわけではないがまさに彼の当たり役
DVDのパッケージにもなっているあの場面のジャック・ニコルソン
しかし彼だけでは名作にはならない
シェリー・デュヴァルのリアクションも素晴らしい
吉本新喜劇のギャグの数々だってコケる人たちがいてこそ
君たちがいて僕がいる
ジャックがいてシェリーがいる
ジャックも大概だがシェリーもパンチが効いている

配役
教師からホテル管理人に転職した作家志望の男のジャック・トランスにジャック・ニコルソン
ジャックの妻のウェンディ・トランスにシェリー・デュヴァル
ジャックとウェンディの息子のダニー・トランスにダニー・ロイド
ホテルの料理長のディック・ハロランにスキャットマン・クローザース
ホテルの支配人のスチュアート・アルマンにバリー・ネルソン
ホテルのバーテンダーのロイドにジョー・ターケル
精神異常を起こし家族を殺害し自殺したホテルの管理人のデルバート・グレイディにフィリップ・ストーン
グレイディの娘にリサ・バーンズ&ルイーズ・バーンズ

野川新栄