ハウルの動く城のレビュー・感想・評価
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なかなかの作品
宮崎作品を見ていつも思うのです。
脚本が甘いと。
宮崎監督の話はいつも脚本が書ききれてなくて、書ききれてないところを演出力で補っていると。
脚本がいいのはトトロくらいじゃないでしょうか。
この作品からもやはりそういう印象を受けました。
映画を見て、ずいぶんったってから原作も読みました。
どうしても
星
が良くわからなかったので。
映画の中でとても意味ありげに見えました。
原作でも、そこんところがあまり伝わってこず、残念でした。
星の部分に関してはきっと説明してはいけない部分なのでしょう。
ちなみに原作は全然違う話です。
この映画は半分くらい、宮崎監督のオリジナルですね。
老巨匠がくりひろげた妄想と格闘
あるひとは、これをソフィーばあちゃんの夢なのだと表現した。
またある人は、ハウルという魔法使いが本当は年寄りなのだというふうに表現した。
おそらくどちらも正解なのだろう。
60を超えた宮崎駿がこの作品とどういう風に向き合ったのか。
自分がちゃんちゃんこを着る年齢にいたるとは誰だって思わない。
けれどもそれが実際に目の前に起こると本当に恐ろしいことなのだ。
これは宮崎駿の覚悟の映画でもある。
老人になってゆく自分を叱咤するための作品という意味だ。
誰だっていつまでも若いと思っていたい。
しかし、年だけはとってゆく。肉体の限界も近づいてくる。
おそらくハウルもソフィーも宮崎駿自身だ。
どうにもならない宮崎駿が作り出した自分自身と自分がこうありたいと思っていた幻想がここにはある。
そしてこうありたいと願った自分が本当に戻りたい場所は、あのハイジに出てきたアルムの山だった。
それは自分たちが青春をかけて作ったあのハイジという作品そのものだったろう。
なんだかそんなことを考えていたらとても悲しくなってきた。
この作品はとても楽しい。
それは実はとても悲しいことに裏打ちされた作品だったのではないだろうか。
宮崎駿の結晶
これかなり面白いよ?
子供も大人も面白い
批判できる部分がほぼない
初めて観た時どれだけ面白かったか
これは原作に関係なく本当に面白い
まさに宮崎駿の結晶です
音楽も素晴らしい
木村拓哉の声もバッチリ合っています
ま 観てない人が少ないので書いてもしかたないよね
ハッピーになれます
映像がとても丁寧に作られていて、最後まですんなり見ることができます。
大人向けのハッピーエンドな作品だと思います。
伏線が拾いにくいのと、ソフィの若い時の声に違和感を感じるため評価3.5です。
あんまり…
ん~、正直あまりピンと来ませんでした。
ストーリーに必然性を感じないところが色々ありました。極端な話、主人公が90歳のおばあさんじゃなく18歳の少女のままでも、充分楽しめるエンターテイメント作品ができたんじゃないかなあ…とか。まあ、ファンタジー作品にストーリーの必然性や合理性を求める事自体が間違った見方なのかもしれませんが。
アニメーション技術としては極めてハイレベルで、丁寧に、お金をかけて作られていると思います。
何回か見ると認識が違ってくるかもしれませんが、初見の印象として。
2004年11月23日
作品の世界観は面白い
とある時代のとある王国。戦争の真っ只中。
帽子屋を切り盛りする18才の少女ソフィーの住む街の近くの荒地に
悪名高い魔法使いハウルの動く城が現われます。
ある日、ソフィーは何者かに追われているらしい青年に出会い、
一目惚れしてしまいます。彼こそが「ハウル」でした。
その晩、ソフィーは「荒地の魔女」に呪いをかけられ、
90歳のおばあさんの姿に変えられてしまいます。
ソフィーは荷物をまとめ、ハウルの動く城に向かうのでした・・・。
スタジオジブリ製作、宮崎駿監督の最新作です。
90歳のおばあさんの姿になってしまった18才の少女ソフィーと
弱虫の魔法使いハウルのラブストーリーです。
僕は実際に観るまで、ここまでラブストーリーの要素が強いとは
思わなかったので意外でした。
ジブリ作品とラブストーリーって、あまり結びつかないので(笑)。
木村拓哉のハウルの声は、思っていたより違和感無く聴けました。
倍賞千恵子のソフィーの声(特に18才のソフィー)の方が
何か違和感がありました。
今回の作品もいろいろなテーマが盛り込まれてましたね。
主人公のソフィーをはじめ、荒地の魔女、そして、サリマンと
女性のキャラクターが強く描かれていたのが印象的でした。
実はこの作品の影の主役はカルシファーだったのかも知れないなぁ(謎笑)
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