「ソフィが居てこそまとまる作品」ハウルの動く城 jellyfishさんの映画レビュー(感想・評価)
ソフィが居てこそまとまる作品
クリックして本文を読む
理解不足なのかもしれないけど、考えれば考えるほどよく分からなかった点が浮かんでくる。
何の為にハウルは流れ星を取った(契約をした)のか、なぜ荒地の魔女はソフィを呪ったのか、マルクルは何者なのか、、、
ソフィがハウルに再会したとき、この人がハウルだったのと驚かないのも不思議だし、魔法が解かれた後の荒地の魔女は見通したようなことを言ったり認知症みたいな言動をしたり、どういう人なのか定まっていないように見える。
こんなに不安定な物語なのに破滅しないのは、とにかくソフィが落ち着いているからかなと思う。
若い女の子がいきなりおばあさんになって誰にも相談できない中、鏡に向かって「大丈夫よ、あなた元気そうだし服も前より似合ってる」と言う場面で一気にソフィを好きになった。
起こったことを動揺もせず受け入れて前向きに行動し続ける、不気味なくらい落ち着いてぶれない主人公のおかげで物語が成り立っているように感じた。
こんなに分からないことだらけなのに、別に分からないままでもいっかと思わされる。
わざわざ細かく説明する必要はなく、作品の世界を素直に楽しめばいいんだろうな。
コメントする