仄暗い水の底からのレビュー・感想・評価
全22件中、1~20件目を表示
根本的な部分でイライラ
基本的に「こっち」の世界では私たちの方が「あっち」側の者(霊)より有利だし強いと思っている。給水タンクで溺死した女児の無念と我が子を守らんとする母親の思いが現世で対決した場合果たしてどちらが強いだろうか。何この女簡単に諦めてんの、愛する我が子と自分たちの明日を守るために死に物狂いで戦えよという胸糞悪い後味を残して終わった。
意外と微妙
KADOKAWAの公式YouTubeで無料配信されてたので小さい頃以来の視聴。
有名な割にはこんな映画だったっけ?って感想🤔
お母さんはなぜに連れていかれたのか?
残されたいくちゃんが可哀想すぎる。
そもそも泥だらけ?の女の子のお化けってなんか安っぽすぎないかな?
また年齢重ねたら観てみようかな👍
言外の「嫌さ」すら見せつける職人芸のカット構成
原作はごくあっけない短編ですが、その映像化作品としては過不足を感じません。
原作者の「水嫌い」と「人間不信」が遺憾無く汲み取られています。
カメラワークがとにかく巧みで、言外の「嫌さ」にもピントが合っています。
要約するなら主題は「孤独」です。
いわゆるシングルマザーの生活が、最も「都合の悪い」仕方で侵されていきます。
「理解されなさ」と「理解できなさ」の板挟みに追い詰められます。
もちろん幽霊も出てくるのですが、
こともあろうに幽霊も不都合な成り行きを手助けします。
「こともあろうに」が全部起こる。立て続けに起こるので圧倒される。
「実社会的な不都合」が超自然的な恐怖を補強するのではなく、
むしろ超自然的な恐怖が「実社会的な不都合」の延長に位置付けられます。
終盤にかけてはB級っぽい演出が若干目につきますが、
それでも雰囲気の連続性は失われておらず、見事な統率です。
主要キャスト陣の名演と妥協の無いカット構成、
何度でも見返すことのできる珠玉の一作だと思います。
原作よりひどい
原作はシンプルながらとても面白かったような気がする
あんま覚えてないが結末もこんなだったっけ?
母親がなぜか女の子に連れていかれるのが意味不明
てか、どう考えても貯水槽の中に遺体あるだろうと推測されるのになぜ調べないのか
そしてラスト、あんな廃墟の中をjkがはいっていくのも意味不明、そこにお母さんいたら普通発狂しますよ
細かいとこだと布団も綺麗だしそのあたりまで指摘するのはナンセンスとしても、なんだかひどい作りだと思った
この監督はホラーに向いているのか?
作品を通して感じるのは、映像の見難さ。
ホラーなので、画面を暗くしているのは判るが、何が写っているかさえ判りにくい。
暗くしているのは、セットの粗末さも隠す為だろうが、それでも
映画に出てくるセットの塗装や小道具の出来は、自主映画レベル。
ドキッとしたのは、最初のエレベータの「手」のシーンだけで、
それ以後は、怖さを感じる事は全くなかった。
しかもストーリーでも、難アリ。
監督の力量が知れるというもの…。
「クロユリ団地」も同じ程度だろうか。
最後の場面は「完全に蛇足」
約20年ぶりに視聴しました。 改めて観ると『あなたの知らない世界(...
約20年ぶりに視聴しました。
改めて観ると『あなたの知らない世界(昔、夏休みの昼にTV放映されていた)』を大長編にしたような作品でした。
効果音に頼りきった怖くない意味深な描写が多く、『リング』より緊張感が無かったです。
黒木瞳さん推しなら楽しめると思います。
母の選択
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
夏だしホラー映画を見たいな、ということで見てみました。
見ている最中は気味が悪い、という感じが続きますが、話が進むごとに切なさを感じていきます。怖いというかビックリしたシーンは、エレベーターから水が噴き出すシーンぐらいかもしれません。
主人公である淑美の過去の描写もあることからか、最後の決断に対してはそこまで大きな違和感はありませんでした。ただあの貯水槽の蓋を開けてほしい気はしました。
ホラーではありますが、母子というものに軸が置かれた話でした。
三/ ˙꒳˙)/いくちゃんのママが
可哀想、管理人さんよー管理してよ!切ない、おぃれ犠牲いっち嫌いやねー(>_<。)、許せんのー、俺絶対迎えいくけん!みっちゃん!、それが勝手に産んだ俺達の使命責任やな!
品のあるホラー作品。
昨今のホラー映画であるようなワッと驚かせて怖がらせるシーンがほとんど無い為、
ホラー作品を見慣れている人にとってはやや物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、個人的にはジワジワとくる恐怖の方が品があり、かつ映画らしいので好きです。
昨今のホラー映画はそういった意味でホラー作品を見慣れている人を意識しすぎて作られているので、
怖いけど作品そのものの質は高くない作品が多い気がします。
世の中の名作と言われるホラー作品は全てシンプルさを追求しているので、
これからの作品にもそれを期待したいと思います。
そして登場人物が少ない為、非常にストーリーが分かりやすかった。
リングよりも、より日常に近い感覚で作られているので、その分現実味を感じられて怖い。
前回観たのは2021年8月で今回2度目の視聴(やっぱむっとした湿度...
前回観たのは2021年8月で今回2度目の視聴(やっぱむっとした湿度の時期に見たくなるのかもね)、前回は終始画面が薄暗くて日本のホラーって感じ…ぐらいで印象薄かったけど、今回もう一度見たらまた印象が違った。
やや生活が困窮気味の母子家庭の母が主人公。復職したばかりの仕事に手がかかる年齢の子を育て、あまりお金はないし、親権が欲しいゆえそんな母子だけの生活のアラを探す父親の行動などにより、心霊以前に既に生活は不安が満ちていて、そこへ追い討ちのように迫る霊現象。
霊まで生活困窮者を食い物にするのかと憤りすらあった。最後の母の選択はなんとも悲しい。
昔の作品も今と違った雰囲気の作品があったりで 見てみるのも良いなと...
昔の作品も今と違った雰囲気の作品があったりで
見てみるのも良いなと思って選びました
母子家庭の生きずらさ+ホラーとなると
気持ち的には怖いだけではなくなりますね(^_^;)
それが私は良かったです
ホラー作品として見る方だと
きっと少しパンチが欲しいと思います
日本映画はほぼ観ない
当時、タイトルに惹かれて観たけど、全く記憶になかったので改めて観てみた。
恐怖的なものは1ミリも感じなかったけど、作品中で、亡くなってしまった赤い鞄をもつ少女と郁子の姿を重ねる様な見せ方なので、観ている者に沢山の感情を抱かせる様に作られていると思う。
にしても、あんな水が各世帯に送られていると考えると、団地的な建物じゃなくても、やっぱり水道水は飲めないなと思ったw
古い団地の恐さ+水の恐さ
古い団地は恐い。最近だとクロユリ団地とか。団地って建物の管理に金をかけない場合が多くて、古くなると外観も周り地面もどんどんボロボロになっていく。草木も荒れ放題でだんだん薄暗くなり、照明も壊れてもなかなか直さない。高齢者比率が高くなり人気も減る。
そんな団地の恐さに、水の恐さが加わる。人は水に本能的な恐さを感じるが、この監督はそれをうまく引き出している。こういう本能的な恐さを引き出すのはやはり日本の監督のほうがうまい。
全22件中、1~20件目を表示