男たちの大和 YAMATOのレビュー・感想・評価
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終戦の日に観てみた
何となく避けていたのですが
終戦の日に観てみるか程度の勢いで見てみましたが、残念な気持ちになりました。
原作がドキュメンタリーだからか
ストーリー的にはイマイチ。
よい俳優さん多く出ているのに話が
ぶつ切りな感じ。
神尾君が一応話の中心なんだろうけど
そこまで刺さる内容ではないし。
蒼井優さんの演じた娘さんはやはり亡くなったとの解釈で良いのですよね。
全体的にVシネマ感?が漂っていて
なーんか安っぽいんですよね。
昔の東宝とかの戦争ものに比べると
重厚感とか感じられない。
それと、当時の人々が言わなそうなセリフもあり違和感を覚える。
長いだけに残念感が半端なかったです。
何となく避けていた自分の勘は間違っていなかったなぁ。
今の自分がいるのは先人たちのおかげ
旧日本海軍の「象徴的な敗北」
約20年ぶりに『男たちの大和 YAMATO』を視聴しました。
この年齢になって改めて感じたのは、「合理性のない精神論に固執すると人は破滅する」ということです。この映画を今の若い世代に見せて、「昔の秀才たちもこんなにも愚かな選択をしていた」と教訓として伝えるのも意義があるかもしれません。
沖縄特攻作戦を立案した人々は、当時の日本全国から選ばれた秀才中の秀才でした。それにもかかわらず、現実的な戦局分析よりも、メンツや理念を優先する傾向がありました。その結果として、7000人の命と国家予算を費やして建造された戦艦を沈めることになった理由が、何度この作品を観ても理解できません。
映画自体については、2005年の作品であるためCGの粗さが目立つ部分もありますが、当時の街並みや戦艦大和の再現度は見事だと思います。ただし、対空射撃シーンで同じ映像が何度も使われている点や、敵機が常に近くにいる描写が続き、射撃の演出が単調に見える部分が少し気になりました。
なんというか… 大和の出航は必要なかったのでは?ととても疑問に思う...
なんというか…
大和の出航は必要なかったのでは?ととても疑問に思う作品でした。
特攻隊もそう感じますが、大和の何を過信していたのか、当時の命令をくだした人達の思考はわかりませんけど…
無駄死に以外のなにものでもないです。
そりゃそうなるよね…って誰でも気付きますよ。
犠牲になった海兵さんたちがあまりにも可哀想だと感じました。
まぁそもそも戦争なんてものはそんなものなのかもしれませんが。
今の時代の感覚だからこそこのような感想になるのだとは思います。
映画自体はいろいろな人間ドラマが散りばめられている内容となっていて、実際は一人ひとりにそれぞれの物語があるであろうたくさんの海兵さんたちが無念の死を遂げていきます。
俳優さんにいたっては、難しい役どころではあると思うんですが、主演の松山ケンイチが何とも微妙な演技でした。
反町隆史はGTOですか…って感じの演技で、戦争映画は向いてない気がしました。
でもまぁフィクションなので、こういう設定や展開があってもいいし、それが普通なんだろうなと思います。
戦闘シーンは迫力があり、恐怖も感じました。
戦争映画を続けて見ているのですが、やっぱり戦争は愚かなことだと思います。
誰1人幸せにはならない。
実は秘密だらけの大戦艦大和
戦後60周年記念作品
【'05年12月17日より大ロードショー】
[音 楽]久石 譲
[主題歌]長渕 剛
大戦艦大和は、極秘建造は急ぎに急がれ、太平洋戦争開始8日後(昭和16年12月16日)に沈黙のベールに包まれて誕生した。
劇中では触れていないが、大蔵当局を欺いて(製造予定の駆逐艦と潜水艦の中に建造しない架空艦を混ぜて辻褄合わせをし)予算獲得し、当初は艦種名すら書類として明らかにすることは許されなかった。
ドキュメント小説(原作:辺見じゅん)の映画化。
原寸大で再現した大和は見応えがある。
戦闘とは無関係の日々を送る「大和ホテル」と言われた程の優雅さも、急いで建造したり改造され続けるハリボテ感も再現されていたと思う。
甲板上での体操、武道といった、艦を動かさなくてもできる訓練(重油節約のため)の描写も良かった。
大和の丸裸での長い行程の特攻作戦は、事実だとしたら、無駄死にで本当に残念である。
クライマックスはまさに壮絶
キャストと台詞が残念
よくできているが、雑さが垣間見えて不謹慎
戦闘シーンも人間ドラマもよくできていて、そこそこ感動もします。しかし、雑さの垣間見えるところが、ほころびのようにあちこちにあります。「もっと丁寧に作りたかったのは山々だが、時間がなくて、これで手を打った」という感じを受けます。
まず、脚本の練り方が足りないように思います。役者も熱演だし、演出もちゃんとしているのに、空々しいシーンが多いのは、脚本のせいだと考えられます。たとえば、内田真貴子(鈴木京香)の船酔いのシーン。漁船に乗ったことのない者は船釣りで内海に出るだけでも気分が悪くなりそうなのに、外海を長時間航行しているにもかかわらず、船酔いの薬を薦められて断り、船長と普通に会話する余裕が不自然です。脚本で言わなければならない台詞があり、決められた尺に収めるには、酔っている演技を見せる時間がなかったという事情が垣間見えます。終わり近くで、仲代達矢さんにあんな臭い台詞を言わせるのも、失礼です。
水兵が大和に乗艦する際は、背負い袋を軽々とかかえているので、「ああ、所定の大きさになるまでクッションを詰めたのだな」と感じてしまいます。万感の思いで荷物を詰めたであろう心の重みが感じられません。
戦闘シーンでは、航空機に対して主砲も撃っていて、「えっ、航空機に主砲を使うのか」と疑問を持ちましたが、私は兵器には詳しいわけではないし、ひょっとしたら使うのかも知れないので、よしとしましょう。しかし、主砲を撃つシーンで、砲手が砲弾を手で軽々と抱えていました。ドラマ「Uボート ザ・シリーズ 深海の狼」で魚雷をチェーンブロックで必死に持ち上げる重量感と比べ、大変な違いです。
広島で被爆した野崎妙子(蒼井優)に神尾克己(松山ケンイチ)が再開するシーンでは、瀕死の妙子の血色がまあよいこと。撮影スケジュールが押していて、死にゆく女性のメイクにまで手が回らなかったのだろうと感じてしまいます。
古い話で恐縮ですが、かつて映画「南総里見八犬伝」の撮影について、当時まだアイドル女優だった薬師丸ひろ子さんが「気力と体力の限界に挑戦するような撮影だった」という意味のことを述懐していました。こういうエンターテイメント映画はそれでかまいません。しかし、死者を鎮魂すべき映画において、「スケジュールが押していて、ここまでしかできませんでした。ご免なさい」というメッセージがむんむんする作品を作るのは、厳しいですが、不謹慎です。死者に相応の敬意を表することができないなら、作るべきではありません。
戦艦大和 きっと素晴らしい戦艦だっただろう 憧れの的だったかも知れ...
総合コメディ映画です
久石譲のザ・ロックを盗作したような曲が終始流れてる時点でコメディですね
どんな迫真の演技であろうと上官が一茂の時点でコメディです
あの出来損ないのセット感まるだしの原寸大ハリボテもうん億円もしたと聞いた時は
耳を疑ったけども施工業者にぼったくらた行為がコメディだと考えると合点がいく
まともな評論がされてない映画
無駄な大和特攻進撃を美化してみても
海軍兵の恋人の蒼井優の笑顔が可愛くて許すとしても、お涙期待でか安易に母や妻子供を持ち出してくるウエットなストーリー展開に嫌悪感を覚えた。
一億総特攻のさきがけと言われて納得してしまう艦長は史実として仕方がないとして、護衛機ゼロのこの特攻出撃に映画で描かれていた様に多くの人間が納得していたとは到底思えない。闘いに勇敢に臨んだ彼らの死が、今の日本を支えてるというのはあまりに綺麗事。どう考えても、意味の無い闘いであり無駄な死であると思われる。
この戦略も意義もない特攻を多分保身のために決めた海軍上層部責任者は戦争犯罪人そのものに思える。せっかくこの戦いを映画にするのなら、細部まで史実に忠実なものにして欲しかった。そのことにより、何が悪かったのか、納得無しで死戦に向かう悲劇がより明確になったのではないかと思う。
戦艦大和そのものは子供の頃からカッコイイと思ってきた。その主砲等が動く図は興奮も覚える。ただ、綺麗すぎてまるで模型の様で、リアリティは今ひとつ。ただ、攻撃されてあっけなく兵士が体をもぎ取られ出血して次々と死んでいく映像は、それなりに迫力があった。所詮それだけの映画に思えてしまった。そもそも制作のあたって、史実から離れ、SF仕様とかで、戦艦大和を戦わせれば、良かったのでは無いかと思ってしまった。
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