劇場公開日 2005年12月17日

「散る桜、残る桜も、散る桜じゃ。」男たちの大和 YAMATO Yuya Taniguchiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5散る桜、残る桜も、散る桜じゃ。

2018年9月6日
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この言葉がずっしりとした。死なねばならない。みんな生きたい。それは当たり前だ。そんなことわかっていても生きることができない時代、こんな馬鹿馬鹿しい時代があるのかと思ってしまった。家族、親友、恋人、失いたくないもの、現代では失うわけのないもの、それを失うとわかっていて失う辛さはその時代を生きなければ到底理解できないと思う。そういう面でこの映画には感謝したい。母と息子のぼた餅のシーンなんかも心にきた。東映が力を入れて作った映画なだけある。
見てよかった。
忘れることはないだろう。忘れてはいけないだろう。

ゆたぼん