「※ご注意※感受性の強い方々へ」ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ tabotyokoさんの映画レビュー(感想・評価)
※ご注意※感受性の強い方々へ
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「まだ自分が何者かおおよその見定めができていない方々」へ
とくに、お子さんに向けて書きたいです
この映画の主人公は、とても個性的で、葛藤するキャラクターです
ご自分が感受性が強く、自分がどんな人間か、まだ分かりきれていないなら、
この映画は、大人になってから、じっくり、自分のペースで鑑賞されることを、お勧めします
余計なお世話かもしれませんが、私はそれをしなかったために、子供の頃、何度も自分を見失い、精神世界の宇宙を彷徨う羽目になりました汗 元に戻るのは、時間はかかるし骨の折れる作業だし、周りの人たちにも迷惑がかかる可能性があるので、少し耳を傾けてくださると幸いです
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〈感想〉
ひたすらじんわりしました。
こんなに激しく見えて、暖かい映画を知りませんでした。
ショッキングなことが多かったのですが、その分、歌やヘドウィグの独白が暖かくて、芯まで染み渡りました。
私はこの映画を、「本当の自分になるためには、裸にならなければならない。そして、ラストのヘドウィグは解放を意味している」と思いました。
友人に聞いたら、「それか、再生と自己受容じゃないかな」と言われました。殻を脱ぎ捨て自己を受け入れた、だから最後裸になった。そして消えたことは、社会の視線への立ち向かい、消えることは社会の枠や自己からの解放だと感じたと話してくれました。
素晴らしい解釈を添えてくれた友人に感謝、そしてこんな素晴らしい作品を世に生み出してくれた方々と、ジョン・キャメロン・ミッチェル様に感謝です。
ほんとーーーー…に、良かったです。
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