花とアリスのレビュー・感想・評価
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この作品を観るのは2回目で、1回目は中学3年生の時。 中三の時は、...
なんとなく借りた作品ですがよかったー! 2時間を超える作品ですが、...
なんとなく借りた作品ですがよかったー!
2時間を超える作品ですが、最初から最後までダレることなく楽しめました。
アリス(蒼井優)とハナの絡みがとても心地よく自然。
そして序盤から終盤までにちょいちょい笑いをとってきて、それがどれもおもしろい!
(ハンニバル、夢の話、オニギリサンド!オニギリサンドを食べて、味噌汁と牛乳どっちも欲しくなるねって、、、笑)
ハナが、落語の舞台に立つ前の涙は熱演だったし、先輩の落語シーンと合わさっているのも絶妙。
アリスのバレェも時間を忘れて見入ってしまった。
(広末涼子は必要だったのか疑問)
最後は、ハナとアリス笑顔で終わり、とても後味がよい作品でした!大満足です
高校生を題材にした友情、恋愛映画ですが、大人が楽しめる作品です。
青春と成長
雰囲気と音楽
ゆったり
すごくいい
『花とアリス殺人事件』を見るに際して見返した。
先輩を軸に蒼井優ちゃんと鈴木杏ちゃんがいちゃいちゃするのを見る映画なのだが、岡田斗司夫さんの事件に触れた現在の目線で見ると鈴木杏ちゃんが先輩を嘘で洗脳するのが怖い。
岡田さんとは違って、セックスは全くない世界で可愛らしく描かれていた。しかしそんな世界でありながら、鈴木杏が先輩にトランプを切るように強要する場面は女の業を感じさせて怖かった。その際、教室の外に鉄腕アトムの巨大なバルーンが浮いている場面の構成がとんでもない。映像センスが大爆発している。
改めて蒼井優ちゃんのバレエの場面がすごい。DIYで紙コップとガムテープでトゥシューズを作るところもかっこいいし、靴を忘れたと言って戻って来るところもすごくいい、広末が肝心な場面を見逃しているところもなんだか憎い演出だった。
蒼井優やっぱり好き。
幼馴染で親友、同じバレエ教室に通う花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)。
アリスは天真爛漫で自由奔放、家はほぼゴミ屋敷、両親別居で恋愛依存症気味の母親と同居、高校に入ってスカウトされオーディションに勤しむ。
花はちょっとオタクっぽくて芯が強く真面目で不器用、綺麗な花屋敷に住んでいる。
いつもアリスに引っ張り回されている花はある男子生徒に恋をし、シャッターに頭をぶつけて転倒した彼に暗示をかける。
「先輩は記憶喪失なんです。私のことを好きだって言ったの、覚えていないんですか?」
半信半疑ながらも、共通の友人もおらず、っていうかそもそも友人自体ほとんどいないし、ってんで、花の暗示を否定する根拠が見当たらない先輩は、既成事実的に花と付き合うことになる。
しかしある日、知り合う前に花が隠し撮りをしていた自分の写真を見つけてしまい、花を問い詰める先輩。
花は嘘がバレないよう、暗示を重ねる。
「先輩の元カノのアリスが撮ったもので、嫌がらせで私に送ってきたんです」
「アリスのことも、覚えていないんですか?」
存在しない記憶を「思い出させる」ため、花は先輩をアリスと引き合わせ、それぞれとの「思い出」の地へ連れて行く。
そんな中、先輩はアリスの自由奔放さと独特な雰囲気に惹かれ始め、花が思い出させようとしている自分の記憶に改めて疑問を抱くようになる。
虚言と現実との狭間で揺れ動く奇妙な三角関係の中で、それぞれの気持ちに変化が訪れ、三人は少しずつ成長していく。
途中までは「ありえねー!」とか思っていたけど、最終的に、
「熊のぬいぐるみに言葉を離させた時点で内容云々ではなくTEDは成功」
と同じ理屈で、
「花にあの嘘をつかせた時点でこの映画は成功」
だと思った。笑
狭い人間関係の中だからこそ成り立つ「暗示」の威力と、
冒頭で感じた「アリスに振り回される花」という構図が気付けばすっかり逆になっているという面白さ、
先輩に嘘を告白する重苦しいシーンで流れる軽快な落語、
あと何と言っても、オーディションでのアリスのバレエがすごく良かった。
11年前の作品だって考えると、蒼井優は今も昔もほんとにすごい女優だなぁ。
朝日小学生新聞のコラムを読んでいた頃が懐かしいでござる。
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