ハチミツとクローバーのレビュー・感想・評価
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こういうん好きだな。 とりとめもなく登場人物の日々を追ったものって...
こういうん好きだな。 とりとめもなく登場人物の日々を追ったものって。 別に何が解決したわけでもなく、ちょっと変化はあっ たのかもしれないけど、日々は続いていく。 好きだな。 芸術はよくわからんが抽象画って何でもあり?
【画伯】として名をはせる前の田辺誠一が美大生とし て設定されているのは、キャスティングした人の先見 の明があったということだろう。
青春映画
はぐちゃん
キャラ違いすぎ
この映画を見る前から漫画とアニメは見ていました。原作と内容が違っていてとても新鮮な気持ちで見られました。森田さんが自分の作品を燃やすシーンが印象的でした。
蒼井優さんのほんわかとした雰囲気と可愛らしい声が原作のはぐみに似ていました。ドラマは見ていませんがこの配役はぴったりだと思いました。ただ、登場人物の性格が原作と変わっていたことが原作ファンとして残念でした。真山はあのメンバーの中では常識人な方なはずなのに、原作よりもストーカーになっていてドン引きしました。一番の問題は森田さん。原作では小学生のようなテンションでいつも竹本や真山を困らせる森田さん。好きだからこそはぐみのこといじめてしまう。そういう森田さんが良かった。しかし、映画では元ヤンキーみたいな口調で真面目そうな印象でした。そのため、別の作品を見ているような感覚でした。ところどころ素敵なシーンがあるので、原作にとらわれずに見れたらもっと楽しめたんだろうな…。
原作ファンでないまたは出演者に興味ある人ではないとキツい映画だと思います。
個人的にはあまり楽しめなかったので、星1つ半で。
爽やか青春映画
青春、夢
山田がすき!
若いって良い
伊勢谷友介という、芸術
CMのディレクターとして活躍する高田雅博監督が、櫻井翔、蒼井優といった人気俳優を迎えて描く、青春恋愛映画。
暇潰しに入った美術館で最も、わくわくする空間。それが、抽象画の前だったりする。「わからないねえ・・」「何、これ?」と首をかしげながら素通りしていく人が多い空間。そこで静かに抽象画に向き合うと見えてくるのは、裏切られる爽快さと、自由に飛び回る馬鹿みたいに広い世界。もちろん、じっと見ても何を意味するのかは分かりはしない。だから、面白い。分からないから、面白い。
櫻井、蒼井、加瀬、堺と現在も活躍の幅を広げる若手俳優陣をこれでもかと掻き集め、観る者を切なく、甘く、最高に気持ちが良い青春の暴走、疾走世界に連れて行ってくれる。作り手の細かいカット割りによって間延びせず、がちがちに作り込まない想像力重視の物語展開。いかに青春映画を作れば良いか、原作の浮遊感満載の持ち味を活かせるかを考え抜いた作風が、非常に嬉しい。
その中で、一人。ふわふわした世界観のなかで、とてつもなく観客をはらはらさせる存在が、この物語の中核で異質の存在感を発揮している。それが、「森田忍」という原作でも天才肌の芸術家を演じた伊勢谷友介という俳優である。
端正な顔でありながら、もうペンキでぐちゃぐちゃに汚し切り、発狂しながら缶を蹴り飛ばしてしまったり。観客の予想をこれでもかと裏切り、比較的ベタな展開を貫く物語を、爽快にかき乱す。それだけなら小劇団の悪役俳優の如しアクの強さばかりで雰囲気を壊しがちだが、伊勢谷は違った。
大柄な体に、繊細な絵画、巧妙な木彫。嫌味を撒き散らす事無く、青春世界を刺激し、先導し、登場人物たちの暴走を少し離れて操るような力強さ。何が本作の世界に求められているのかを理解し、的確に動く。在るべき姿を作り込んで、適度に壊す。だから、観客は彼の言動一つ一つにはらはらしつつ、憧れの天才として彼を見つめる。追いかけずにはいられない。
面白い。分からないのが、面白い。まさに伊勢谷という抽象画こそが、この映画の屋台骨として、繊細かつコミカルな世界を強く、強く支えている。いつ観ても心踊る軽快な感動を与えてくれる絶品の娯楽作品だ。
青春だねぇ…
きれい
かわいい
やっぱり、蒼井優だね
青春の構成要素は…いかに恥をかいたか、なんじゃない?
恋をする5人の美大生、それぞれの想いが行き違う様を描いた本作は、いわゆる青春というものを不器用ながらも、極めて正しく描いた何とも憎めない佳作だ。
惜しむらくは、登場人物5人、それぞれを丁寧に描いたために生じたテンポの悪さと、物語の語り部が複数いるために生じる分かりづらさ、といったところか。欲張り過ぎているために観客が感情移入をしづらいのだ。とは言ったものの、誰もが通ったであろう“青春”という人生の一時期を温かい視点で見つめる物語は、どこまでも優しい。
また、物語のミューズとなる天才少女に扮した蒼井優を筆頭に、芸術的な才能は平凡なものの、好きな人を思う気持ちはどこまでもまっすぐな主人公に扮した櫻井翔や、その同級生役で、これまた不器用な恋を繰り広げる加瀬亮、関めぐみ。そして、かつて彼らと同じ道を歩み、今は学生を見守る教授となった堺雅人や西田尚美など、役者陣がいちいち魅力的なので、ただの佳作として斬って捨てられないのだ。でも、伊勢谷友介だけは大根……なので減点。
ちなみに、主役の竹本が恋のライバルである森田の個展に訪れる時の服装は、紺ブレにパーカーだ。それはつまり、青春とはいかに多く恥をかいたか、ってことなんじゃないだろうか? 言い切る自信はないけれども。
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