「1954年の映画がこんな面白いもんかね」七人の侍 エルさんの映画レビュー(感想・評価)
1954年の映画がこんな面白いもんかね
午前10時の映画祭で鑑賞(ありがとう!)
見る前は台詞が聞き取れなさすぎと聞いたが全然そんなことない
序盤の百姓達は方言も重なって分かりにくいがしばらく待てばそんなことなくなるので
興味ある人は是非見てほしい名作映画
何よりキャラがいい!
みんなのリーダー優れた老軍師の官兵衛は優しくも強くて憧れる
そんな官兵衛に弟子入りする未熟な若者の勝四郎には感情移入たっぷり
無口で剣の達人、久蔵は男の子はみんな大好きでしょこんなの渋くて格好いい
そしてコメディリリーフの菊千代が本当に魅力的、第二の主人公
ドカベンの岩鬼に桜木花道にNARUTOに通じる馬鹿馬鹿しさと痛快さ、そしてはぐれ物の悲哀が込められてる良キャラ
プロフェッショナル達を集めて困難に立ち向かうストーリーは
本当にエンタメしてて現代人でも楽しみやすい作品なので未見の人にもお勧め
ただ本当に現代人の目から観た素直な感想を言うと…
仲間集め&村での戦争準備パートが120点(これは良すぎる)
戦争パートが80点ってのが正直な感想
むしろこの時代の戦争描写で80点出せるのが異様なんだがどうにも今の目で見るともちゃもちゃしてる
こればかりは仕方ない
じゃあつまんないかっていうと全然そんなことはない
その戦争中もドラマはたくさん詰め込まれてるし
ラストシーンは侍の切なさがたっぷり込められてる
なるほどこれは名作だなぁと感心した
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