劇場公開日 1954年4月26日

「世界を魅了した三船敏郎の最強演技」七人の侍 満天さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 世界を魅了した三船敏郎の最強演技

2025年11月5日
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鑑賞方法:映画館

大陸で日本人両親のもと生まれ育った三船さん。菊千代はまるで普段の自分だと言っていたらしい。そこを監督か脚本が拾って広げて、焼け出された赤子を抱きながらの「この子は俺だ!」という名セリフが生まれたのかもですね。
 役の魂から入ると云われた役作りや迫真の台詞回し、超人的な身体能力や本職を凌ぐ乗馬術どれをとっても空前絶後、そのような俳優は世界見渡しても…ですよね。そこに人間的優しさや我慢強さが加わるんです。普通の人間は黒澤監督と十六本も付き合えません。
 菊千代が自らの出自である百姓をクソミソにあげつらいつつ愛憎を見せる場面は、共演の千秋実が泣いてたのは演技じゃないんじゃ…

満天
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