「日本映画史上最高傑作!」七人の侍 Naoさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画史上最高傑作!
これも5回以上観たであろう、午前十時の映画祭、黒澤明監督「七人の侍」@TOHOシネマズ日本橋。
何度観ても飽きずに涙する、言わずもがな日本映画の史上最高傑作である。
映像美、リアリズム、早坂文雄の音楽、鬼気迫る三船敏郎、「生きる」と並び日本映画史上最高の演技の志村喬、「羅生門」もそうだったが、登場する女性のつよい眼差し、映画のメイン舞台のリアリスティックな設定、そして画面から迸る黒澤節の圧倒的な演出力。
「アラビアのロレンス」に十分比肩する、「日本の宝」もとい、これも「人類の宝」である。
(欠点は、台詞が聴き取りにくいこと、くらいか)
この作品が、キネマ旬報ベストワンでなく、オスカーを獲っていないだけでも、評論家とか、賞とか、全く当てにならない証拠。
映画館で上映される度、観るべき作品。
最近流行の格差表現にしたって、この映画の菊千代(三船敏郎)の叫びのほうがよっぽど心に響く。
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