劇場公開日 2000年11月3日

「ワイヤーアクションでの「伊賀の影丸」を観たかった…」グリーン・デスティニー KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ワイヤーアクションでの「伊賀の影丸」を観たかった…

2024年4月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

かなり前に、やはりTVで一度観た作品だが、
チャン・ツィイーが出演していたことと、
ワイヤーアクションでのチャンバラシーン
以外は全く忘却の彼方だった作品。

原題とは異なる日本版の題名への
変更の理由は分からないが、
たまたま「Destiny」という連続TVドラマが
放映中で、
同じ運命物なのかな、と鑑賞してみた。

しかし、内容は、
原題の“隠れた才能”的意味合いの方が強く、
日本版での“運命的要素”は
あまり感じられなかった。

洋の東西を問わず、欧米でも日本でも
名刀あるいは妖刀を巡る作品は
多々目にするが、同じ要素のこの作品は
アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。
しかし、多分にワイヤーアクションを
中心とする映像手法上の評価を得た結果
と思われ、
隠れた才能的要素と共に、計られたであろう
刀剣を巡る2組の男女の愛の物語という
構成の趣も、
ツィイー側の愛情物語が、
必ずしも刀剣や隠れた才能的要素との
リンク性が弱いのが
最大の問題だったような気もする。
もっとも日本版の題名に引き摺られた結果の
印象だったかも知れないのだが。

構成も含め、物語そのものには、
あまり面白みを感じなく、
🌟2つの印象なのだが、
ワイヤーアクションの技術と
それに応えた俳優陣の宙吊り演技に
敬意を表して🌟3つとさせて頂きました。

それにしてもこのワイヤーアクション、
子供の頃、夢中になった「伊賀の影丸」という
横山光輝の少年マンガを思い出し、
このファンタジックで浮遊感一杯の映像手法
が、忍者の忍法シーンに使えていたら、
と思わせるばかりだった。

KENZO一級建築士事務所