劇場公開日 2005年9月10日

「結末に用意された思わぬ感動」理想の女(ひと) kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0結末に用意された思わぬ感動

2014年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

楽しめました!良い意味で観る者を裏切ってくれる作品。すべてを知っている女-へレン・ハント(アーリン夫人)と、何も知らない純粋な女-スカーレット・ヨハンソン(メグ)の人物像の対比が見もの。疑惑の渦中にいるメグの夫、、更にはメグを誘惑しようとするもう一人の男、アーリン夫人にほれ込む初老の金持ち。魅力的な登場人物が複雑に絡み合いながら、意外な結末へと面白く話が進んでいきます。
特にスカーレット・ヨハンソンとヘレン・ハント2人の女優さんが美しく見応えあり、それぞれの持ち味を生かしていたと思います。メグの終盤の告白は感動なくして観られません!
原作はオスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇子』。舞台も1930年代の美しいイタリアへと移し、ストーリーは勿論、雰囲気も楽しめる作品です。

sonje