「Girl, Interrupted」17歳のカルテ penginbonさんの映画レビュー(感想・評価)
Girl, Interrupted
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主人公のスザンナは初め、どこにでもいるような普通の女の子に映った。
私自身にもこんなことがあるような。
ストーリーの途中まで、スザンナやリサを隔離している大人たち、世間が彼女たちを普通じゃないと決めつけているんじゃないの?と思えてくる。
じつは彼女たちは普通の考え方、感覚、精神を持っているのに、精神的にその他大勢のみんなと違うからと世間から隔離されてしまった彼女たちのストーリーなのではないかとさえ感じた。
しかし、ストーリー中盤からはスザンナが前向きに自分と向き合う姿が描かれていて、病院を退院していく。
観ている私からも、彼女の“境界性人格障害”という診断が正か否かはわからない。
ながらもスザンナが退院する際、一緒に施設にいた友人たちが"普通ではない"ように見えるよう描かれていたのがすごいと思った。
瞳に輝きがあった頃のリサ、まるで別人のように暗い瞳に映るリサ。
アンジーの演技もまた見応えが有り!
スザンナの視点からく描かれているように感じた。
この映画の内容とは関係ないが、この映画の舞台の年代、アメリカの徴兵制は志願の他に、抽選(誕生日)であったことを劇中で学んだ。
静かにことことと描かれていながらも、エキセントリック。
良かった!
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