四月物語のレビュー・感想・評価
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ストーリーない系苦手
大学進学で4月に上京する若者の日常をスナップする。先が気になる展開がほとんどないため見ていて飽きて苦痛だった。
松たか子が初々しくて可愛らしかったけど、それだけではつらい。
感受性。
旭川から大学進学のため東京は武蔵野の地に根を下ろした18歳のおんなのこ。
地元駅での家族との別れ、1人暮らしが始まる瞬間、新しい人達との出会い、知らない街に少しずつ習熟し馴染んでいく過程。
平凡な個々の人間の日常にも、日々目にするものの中に新しい出会い・発見があり、少しずつ前へ進んでいく喜びがある。
ささやかなコトに気づくこと、ドキドキし、ワクワクすること。
18歳の彼女に、教えてもらった気がします。
始まりの予感
憧れ
新しい生活
期待と現実
戸惑いと発見
初めて見たのは19歳の時、自分自身も新しい場所で新しい生活を始めた頃だっということもあり、共感まではいかずとも(私は卯月のような純粋な人間ではありませんので)、近い目線で観た記憶があります。
30も半ばになって観ると、少しこそばゆい感じを覚えましたが、シンプルで美しい映像と音楽、若かりし松たか子さんの透き通った存在感、素朴な描写が紡ぎ出す淡い空気は今見ても心地良かったです。
期待と不安が入り混じる新生活を迎える人におススメ。
すごく綺麗な作品。淡い恋心と新生活の初々しさが織り成す桜色の名作。期待と不安が入り混じる新生活を迎える人にはものすごくおススメ。これを見ていると松たか子に惚れる。
何か初めてのこと、やりたかったから。
映画「四月物語」(岩井俊二監督)から。
そうそうこんな感じだったなぁ、が鑑賞後の私の呟き。
私の場合、静岡から東京だったけれど、
それでも親元を離れ、ひとりで生活をした経験が、
今の自分にとって、どれだけプラスになったかわからない。
映画初主演の「松たか子さん」演じる女子大生だったので、
余計にドキドキしながらメモをしたのだが、
故郷・北海道から(へ)電話のシーンがアンテナに引っかかった。
少し落ち着いてから、東京での学生生活の様子を訊かれたのか、
それとも「何かサークル入った?」と問われたのだろう。
「釣り」と一言、(たぶん相手は、予想以上に驚いたようだ)
「変?そうかな・・」と彼女は続け、気になる一言を呟く。
「何か初めてのこと、やりたかったから、いいかなっと思って」
そう、せっかく環境が変わったのだから、
今までに経験したことのないことをやってみたい、と思う気持ち、
35年以上前の大学生当時の私が感じた
「(大きな)不安と(大きな)期待」が入り混じった感覚を
うまく表現している台詞だと思った。
冒頭の「松本家、総動員でお見送りのシーン」や
「花吹雪の中の花嫁に傘を差すシーン」など、
クスッとしてしまうシーン、感動シーンが満載だった。
「四月物語」で主人公が「卯月」という名前だったり、
「信長は生きていた」という時代劇の配役で、
「カールスモキー石井」さんが「軽相撲紀伊石井」だったり、
映画でけっこう遊んでるなぁ。
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