劇場公開日 1998年3月14日

四月物語のレビュー・感想・評価

全27件中、1~20件目を表示

3.0これも岩井監督らしい作風の一本

2024年11月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

大学進学は、多くの場合、生まれて初めて独り暮らしを始めるきっかけ-。
当然のこととして、引越しも初めてなら、部屋に納まる荷物の量に見当がつけられないことも、言ってしまえば、ままあること。

所属するサークルを初めて決めるのも、半分どぎまぎ、半分ワクワク。
貧乏学生にはマイカーという訳にもいかないので、自転車を買って行動半径を広げる。

時間はたっぷりあるので、アルバイトで稼ぎまくるのでもなければ、行きつけの古書店を決めて、古本で読書三昧(もちろん、読み終わった本は、またその古書店に持っていって、買い取ってもらう)。

大学も三年次・四年次ともなると、いかに苦労せずに卒業するために必要な単位を揃えるかにだけ腐心するようになってしまい、往時の「フレッシュさ」は欠片(かけら)もなくなってしまったことは、今では思い出です。

高校までは「生徒」という立場で、教員から見れば「まだ子供」という位置付け。
(実際、高校の教員も、自分の担任クラスの生徒を、うちのクラスの「子供たち」という言い方をしたりもする)

しかし、高校三年生と同じ年齢だったとしても、いったん大学に入ってしまえば、その立ち位置は「学生」で、教員たちも、子供という目線では見なくなる-。

そんな境界線に立ったばかりの卯月を、少女・若い女性を描かせたら右に出る者はないともいえる岩井俊二監督ならではの筆致で瑞々しく画き切った一本ともいえそうです。
本作は。

いかにも、ようやく「大人の女性」になりつつあるかのような、はんなりとした色香・雰囲気を湛(たた)えた松たか子さんを主役に据えたことも、キャスティンクとして、最適だったと言えるでしょう。

これも、佳作と評するべきだと思います。
評論子には。

(追記)
当時の評論子ともいえば、半日授業だった土曜日の午後は、そのまま街で過ごして、新宿・歌舞伎町にまだ何軒かはあった映画館を梯子するのが常でしたけれども。
(評論子の人生の中では「第一次」映画ブームともいうべき時期でした。)

名画座で時代劇を鑑賞する卯月の姿に、往時の自分を重ね合わせた評論子でもありました。

ちなみに、卯月が観ていた『生きていた信長』は、DVDの特典映像によると「岩井俊二郎」監督の手になる作品で、本作の作中で使うための撮り下ろしの超短編のようです。

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talkie

5.0メルヘンだねぇ。ハンガリアン舞曲♥国◯音◯大学の方が。

2024年2月11日
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マサシ

3.0短い映画

2023年12月31日
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プライア

4.0いい意味で

2023年4月22日
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昔の少女マンガ。良き。
限定配信で鑑賞。
むかーしに見たはずがやっぱり覚えてない(笑)。お陰で楽しめました。

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またぞう

3.5【”愛の奇跡”岩井俊二監督の作品って、何でこんなに透明感に溢れているんだろう。松たか子さんも不老の人だなあ。劇中に流れる曲も品がある、初々しい青春映画である。】

2022年12月21日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■東京の大学に通うため、北海道から上京した卯月(松たか子)は、小さなアパートで初めての一人暮らしを始める。
 個性的なアパートの隣人、大学のフィッシングサークル仲間らと触れ合ううちに東京での生活にも慣れていくが、そんなある日、卯月は高校時代に憧れていた山崎(田辺誠一)と再会する。

◆感想

・大袈裟なストーリー展開がある訳ではないが、好きだった山崎先輩を追って、武蔵野大学に頑張って合格した卯月を演じる松たか子さんの、今と変わらない初々しさが良い。

・卯月が北海道から上京するシーンでは、”本当のお父さん”が、お父さんを演じているのも、何だか良いなあ。

・卯月が映画館で観ている「生きていた信長」もアクセントとして、効果的である。
ー 良く見たら、信長を江口洋介が演じている。「生きていた信長」も映画にしたら面白そうだなあ・・。>

<自分が、大学に入学したころのドキドキ感を思い出してしまった作品である。私が卒業した小学校にも、”武蔵野”と言う名前が付いていたなあ‥。(遠い目)>

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NOBU

3.5上京のやわらかい頃

2021年12月8日
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因果

4.0松たか子が素晴らしい。岩井の少女の描き方はすごい。桜吹雪のシーン、...

2020年6月28日
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幸せ

萌える

松たか子が素晴らしい。岩井の少女の描き方はすごい。桜吹雪のシーン、自転車のシーンが美しい。お父さんとお兄さん。大学に入ったときの甘い青春を重ね合わせる。

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えみり

2.5松たか子が○

2020年1月27日
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鑑賞方法:VOD

萌える

岩井俊二のフィルムらしさ満載で、松たか子が透明感があって良かったです。岩井俊二は、クラッシック女子やバレエ女子が好きなんですね。女性の雰囲気がいつもお嬢様風だし。

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ミカ

3.0初々しい!かわいい〜!

2020年1月18日
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鑑賞方法:TV地上波

興奮

幸せ

萌える

劇中劇が長い〜!ここで観るのやめようかと思った!
不満はその点くらいで、何も起こらないのに眺めていられます。30代半ば以上限定ですが笑

90年代のリアルさがまんまで、そこが素晴らしいなと思いました。登場する大学生がすごく大学生で、たまらなくよかったです。
今の映画は大学生を20代後半が演じるようになったからでしょうか?大学生が大学生らしくない!
これは初々しい感じが全面に出ていて、こんな感じだったなと懐かしくなりました。

ラストはここで終わりなのー?!という感じでしたが、よかったねぇぇー!とおばちゃん嬉しくなりました。
憧れをパワーに出来るのって素晴らしいですね。私にもそんな才能欲しかったな。

しかし、うまくいったのは卯月がかわいいからだと思わずにはいられませんが、不器用な上京したての大学生が自分なりに奮闘してやっていく姿は心が暖まり応援したくなりました。
90年代いいな、あの時代よかったなと思える映画でした。

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りりまる

2.0超絶なる松たか子

2020年1月6日
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取り立てて何かあるわけではありません。
ただ、松たか子が美しく、演技が上手い、それだけです。

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アサシンⅡ

5.0東京で、一人暮らしを始めた女子大生の大学生活と初恋相手の再会

2019年12月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

松たか子演じる女子大生の東京生活と初恋相手の再会を岩井俊二監督がドキュメンタリー風で、表現するのが独特だなと思いました。

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HIDE Your Eyes

2.0松たか子のプロモーションビデオ

2019年11月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

初心なほやほや女子大生の上京物語、まるで松たか子のプロモーションビデオ。
特に事件も冒険も無くある種、可愛いお花か猫ちゃんを眺めているだけのような内容だが岩井監督流の松たか子へのラブレターと思えば良いのだろうか。

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odeonza

4.5岩井俊二監督ワールド

2019年5月24日
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鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

萌える

これは岩井俊二監督ワールドですね。
中盤まで退屈ですらある淡々とした日常風景の描写から後半いっきに物語が見えてくる仕掛け。
見終わったあとの余韻がとても清々しかったです。

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光陽

4.0もう最高!

2019年5月10日
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岩井俊二監督の光、空気、全部がつまっている。
若い頃の松たか子はもちろんのこと、学生時代の窮屈さや楽しさがある。
大好きな作品で、とても印象に残る。

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marin2000

2.5普通な日常を綺麗に描いている。

2019年1月5日
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もう終わり?ってもうちょっと観たかった感がある。

これくらいがいいのかな。やりすぎの演出もすごくいい。

でもストーリーがゆったりしすぎて、退屈感がある。

最初の家族総出演がちょっと笑った。

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Kentaro

3.5冒頭の見送り、さらには桜吹雪と過剰な演出。 慣れない都会で懸命に大...

2018年4月15日
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鑑賞方法:TV地上波

冒頭の見送り、さらには桜吹雪と過剰な演出。
慣れない都会で懸命に大学生活を送る主人公、それだけでいい。しかし、この健気な主人公は恋を貫く逞しい女の子でもあった。
松たか子が愛らしい。応援したくなります。ずっと見ていられます。ラストの雨に濡れた姿が…やめときます(笑)誰もが彼女に魅了されること間違いなし。
・劇中劇「生きていた信長」が面白そう。
・映画館で近づいてくるおっさんはいい奴なのか?悪い奴なのか?
・釣りは水のあるとこでしようよ。
・高校の屋上、危なすぎ。即刻立入禁止。

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はむひろみ

2.5わざとらしさが目に付いた

2018年1月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なんだか演出している事柄がことごとく主張しすぎているような印象で、決して過剰とは思わないけれども、色々とわざとらしく感じた。
一つの小さなピュアな4月の感情を非常にうまく表現しているとは思ったけれど、それほど興味はそそられない。
卓越した技量だけが際立って、面白くない。

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SH

4.0昭和な青春ラブストーリー

2017年10月13日
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大好きだった先輩の後ろを追って、東京の大学へ入学を果たし、親元を初めて離れて1人暮らし…色々な人との出会い、とうとう憧れの先とfirst impression
淡い恋の予感。
ザ、岩井俊二って感じ。

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Ruko

3.0やっぱり岩井俊二だー

2017年2月3日
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寝られる

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レイン

3.5若いって素晴らしい。

2016年12月4日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

幸せ

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ハチコ