「ジェットコースター・ムービーの先駆け」ファイナル・デスティネーション たけはちさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェットコースター・ムービーの先駆け
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久しぶりの鑑賞。確か当初はクイック・ジャパン誌での中原昌也氏によるレビューを読んだのがきっかけ。
飛行機事故を回避したはずの主人公アレックスとその友人たちは、しかし死の運命に逆らうことが許されず、次々に死を迎える。アレックスはなんとか運命に逆らう方法を考えつつ、惹かれ出した将来の恋人たるクレアを助けようとするというストーリー。
一応サスペンス枠でレンタルされているが、基本的にはホラージャンルと言って良い。この作品の最大の魅力は、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の、スピード感あふれるドミノ倒しのような悲劇の連続にある。これはこの時期のホラー映画の中ではある種の発明と呼んでもいいのではないだろうか?
その後、この作品はシリーズ化したようだが、やはり低予算でありながらサスペンスフルなこの第一作は惹き込まれる。また、陰キャながら豊満な身体を魅せるヒロインのクレア役のアリ・ラーターは魅力的だ。
小舟を出してFBIから逃れ山中を逃げる場面は、フランス映画のリモザンを思い出したというのは褒め過ぎか?もう一つのエンディングもあったみたいだが、ある意味ハッピーエンド?と言えるこのラストは好きです。
血生臭すぎず、どこか青春映画のような作りや音楽も素敵。
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