エコールのレビュー・感想・評価
全3件を表示
良くわからん
まぁ、成長がテーマでは有るんだろう、蛙(冬眠に失敗して溺死?)や脱皮した蛇、イモムシから蝶への羽化など、分かりやすい映像があちこちに入っているから。
もしかして、これは単なる精神的な描写だけで有って、少女たちは実際には、少なくともあの場所には存在しない?
脱走しようとしてボートが沈んで溺死したり、塀を乗り越えて脱走(その後は不明)。この辺は親への反抗などを象徴してるのか。塀がさほど高く無く、少女一人で登れる程度なのが、本当に隔離している様には見えない。
何しろ、冒頭に棺桶に入れられて上半身裸の子は「此処は何処?」状態では有るが、幼いのに「ママ、パパ」などは言わない。
自分で考えてね、想像にお任せします系映画なんだろうけど・・・・・好みじゃない。
それに、必要以上に少女の半裸、時には全裸で鏡の前に立つので、鏡には全裸の正面が映るなど、結局ロリコン向け?とも思えたり・・・・・
現代では作れない映画
何気なく配信をうろうろしていたら、どこかで見覚えのある映画を見つけました。
2006年発売のドール雑誌「Dolly Bird」に載っていたこの映画「エコール」
当時は配信はもちろんなくて、上映してる映画館も少なかったので、スルーしてた映画でした。
雑誌の中では、人形作家の陽月さんの球体関節ドールで5人を再現してるものでした。
映画の中に出てくる少女達が着てる服は「アニエス・ベー」がデザインしたものらしくて、同じものが人間用にも販売されてたようで、載ってました。
少女達は年齢毎にリボン🎀の色が変えられていて、真っ白な服を着て、まるで本当にドールみたいでした💕
特に最年長の紫色リボンのビアンカと、青いリボンのアリスが可愛かったですね。
原題が「innocence(イノセンス)」でロリータ好きにはたまらない雰囲気です✨
さて映画の感想ですが、全編フランス語です。
原作はドイツの劇作家、フランク・ウェデキントが100年以上前に書いた小説「ミネハハ」らしいです。
原作と本筋は変わらないらしいですが、よくわからない映画でした💦
少女がどうやって選ばれて、連れてこられるのか?
なぜ外界から遮断して、こんな事をしているのか?
イノセンスと言う題から、大人になってしまうと汚れてしまうのから、卒業していくのか?
本当に意味不明でした。
少女の成長を、生物の蝶が🦋サナギから羽化して、外に飛び立っていくことに例えて、「交尾する相手を見つけに行く」と言っていたのは、少し気持ちが悪かったですね。
それとドールぽくて可愛い🩷と思って観てる分にはいいのですが、少女の肌の露出も多く、ロリコン映画なのかな?と思うと、気分が良いものではないです。
20年前の製作作品なので、現在同じものを作るとなると難しいかもしれないです。
この映画からは、女は純粋無垢がいいという、女性蔑視みたいにも感じられました。
鬼才監督とされていたギャスパー・ノエの妻が「エコール」の監督なので、なんか納得という感じです。
観る人によって感じ方が変わるような気がします。
不愉快な作品
人は思考を凝らせ、趣向を凝らす。
今作においては皆無。
二歩ほど遠回りした表現で写すのみだ。
噴水、手袋、溺死。
学生監督の自主制作かなにかなのか?
監督は恐らく少女の無垢さ、美しさを表したかったのだろう。
枝のように伸びる四肢を写し、裸体を写し、くすぐりあいを写す。
それは果たして本当に必要だったのか。
別の表現はあったのではないか。
様々な疑念が過る。
なによりも子供を性的に撮影するその感覚に、個人的であるが嫌悪感すら覚える。
必要とあれば子供の裸だって撮さなければならないだろう。
だが、前述の通り今作は必要性を感じさせないものばかりだ。見事に目的と手段が入れ替わっている。いや、入れ替わっていても面白ければいい。ところが、まるで、面白くない。延々と写される少女の裸体とレオタード。
これじゃあ、児童ポルノだ。
児童ポルノを見せつけられた気分だ。
これを持上げる人の気持ちが知れない。
タブーを犯したから、雰囲気がいいから、子供たちの美しさと儚さを描いたから、なんでもいい。どんなに美しい理由があれども、描かれているのは裸体である。少女の、裸体だ。
では星二つの理由はなにか。マリオン・コティヤールのレオタード姿が良かったのである。
全3件を表示