「すごく面白い」ザ・ドライバー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごく面白い
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カーアクションを売りにしている映画でも、クライマックスは銃撃戦や格闘で盛り上がる場合があるのだけど、この映画は最初から最後までカーアクションでぶっちぎる。ただ、最後の展開はそれまで逃げていた主人公がトランザムをトラックで追い回す。スポーツカーが遅いのか、それほど走りに特化しているように見えないトラックが異常に速いのか不明だ。また、主人公が奪ったお金をロンダリングするのだが、どう考えても意味が分からない。イザベル・アジャーニが言うように何年も寝かせておくか、ちょっとだけ使うかすればいいのではないだろうか。
ラスボスが、途中でぶん殴って階段を転がしたせこい男なのもこれはこれでいい。変なメガネの薄毛の男が本当にいやったらしい顔をしている。
黄色のメルセデスを駐車場でパーツを外したりぶつけたりして小さくするのがすごい。
イザベル・アジャーニが、これまで『ポゼッション』で発狂していたのしか見たことがなかったのだけど、あまりに美しくて目が釘付けだ。美女はそれほど関心がなく、あまり魅かれることもないし、むしろ距離を置きたいとすら思っている。しかし度を越えた美しさで迷惑なレベルだ。やめて欲しい。
気になるところはいくらかあるものの、カーアクションは全部超絶にスリリングで最高だ。
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